ロースクール生に薦める民事執行・保全法の本

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 またまた更新が滞ってしまいました。毎日更新するのは意外と大変なものですね。フェイスブックなら2日に1回くらいのペースで更新しているんですが…。

 最近は、刑事事件が一段落して、民事事件に集中している状況です。で、そんな中、表題の本を業務の合間に何種類か参照にしたり、読んだりしていたわけですが、昔と違ってこの分野の基本書はかなり充実していますね。

 司法試験では正面切って問われるものではないですが、実務家にとっては必須の民事執行、民事保全。実務家であれば、中野貞一郎先生の民事執行法(青林書院)、瀬木比呂志裁判官の民事保全法(判例タイムズ社)民事執行の実務(不動産執行編、債権執行編がともに上下二分冊・金融財政事情研究会)民事保全の実務(上下巻。金融財政事情研究会)あたりが定番なんですが、学生には荷が重すぎると思います。調べものには最適ですが、通読は痛読になります(笑)。


 学生が選択するなら、中野貞一郎先生著「民事執行・保全入門」(有斐閣)、藤田広美先生著「民事執行・保全」(羽鳥書店)、平野哲郎先生著「実践 民事執行法 民事保全法」(日本評論社)、上原敏夫先生ほか著「民事執行・保全法 第3版」(有斐閣アルマ)、和田吉弘先生著「基礎からわかる民事執行法・民事保全法 第2版」(弘文堂)あたりが定番でしょうか。
 どれを選んでもいいと思いますが、私が読んだ感じでは、平野哲郎先生の「実践民事執行法・保全法」が一番面白くてわかりやすく、おススメですね。藤田広美先生の本、和田吉弘先生の本もスラスラと読めますが、これらはもう少し分量があればいいのにと思いました。

 さて、またこれから起案にとりかかろうと思います。





















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