2020年最後の投稿

 とうとう今年も残すところ、あと1日強となりました。今年は3月末ころから年末に至るまで、コロナに翻弄された1年でした。飲食業や観光業と異なり、コロナが法律業に直接影響するということはなく(私見です)、その意味で私がいる業界は恵まれているのかもしれません。
 もっとも、当初、破産・任意整理・個人再生といった債務整理の相談が急増するのではないかと思っていましたが、今年1年を振り返ると例年と同程度の相談数にとどまっています。また、整理解雇の相談も同様に急増すると思っていましたが、こちらも特に増えたという印象はなく、例年どおりと感じました。これらの理由はよくわかりませんが、来年以降どうなるか、全く予想がつきません。

 このままコロナが流行し続けると、東京オリンピックの開催は絶望的でしょうし、景気も次第に悪化していくでしょう。そうなると日本経済全体がどうなるのか不安ですが、こんなときこそ、創意工夫して乗り越えていきたいと考えています。

 来年度も最善のリーガルサービスを提供できるように謙虚に自己研鑽を続けていきたいと思います。法律以外にも学びたいことはたくさんあるのですが、欲張ると全て中途半端になることはここ数年の自分の経験でわかっているので、優先順位をつけてやっていきます。

 それでは、皆様、よいお年をお過ごしください。

タグ

2020年12月30日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

令和元年度 二回試験合格発表

 とうとう今年も残すところあと半月程度となりました。そんな12月15日の今日、二回試験の合格発表だったようです。
 不合格者は10名だったようですので、ほぼほぼ全員合格できたようですね。合格した皆様、おめでとうございます。今日から法曹としてのスタートラインに立ったばかりですが、法曹として成長するにはこれまで以上に勉強を積み重ねる必要があります。どんな法曹になりたいのか、というヴィジョンをもって頑張って欲しいと思います。

 他方で、不合格となった方はとてもショックだったと思いますが、10人しか落ちない試験に落ちたということは、よほど大きなミスをしているはずです。まずは原因分析を第一に行いましょう。そのうえで、担当教官に相談する、不合格者同士でメーリングリストを作るなどして情報共有する、孤独にならない、といったことをして、来年の試験に向けて頑張って欲しいと思います。苦労した分、きっと成長できます。

 今日はこのへんで。

タグ

2020年12月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

ブスのマーケティング戦略

 とうとう今年も残すところ、あと1か月未満となりました。40歳になってより一層「おっさん」という言葉がマッチするようになった気がしますが、それ以外は39歳以前と同様でして、あっという間の1年でした。

 さて、このブログのタイトルを見た方は「一体何を言い出すんだ?」と驚かれたことと思いますが、「ブスのマーケティング戦略」は田村麻美さんという税理士の方が書かれた本でして、集英社文庫から発売されています。今回、どうしても業務上の必要があって数カ月ぶりに福岡事務所に出張したのですが、そのときの飛行機の中で読んだのがこの本でした。
 今年の11月25日に発売されたばかりのこの本は、いわゆる「ブサイク」というカテゴリーに区分され続けた私の心の琴線に触れまして、性別の差はさておき、本屋で見かけた私は即購入した次第です。ブスのマーケティング戦略はブサイクである私のマーケティング戦略にも流用できるのではないか?というとても浅い考えが購入動機だったのです。
 で、読んだ感想として、これはとても面白く、自己分析することの重要性を自覚させられる名著ではないかと思いました。ビジネスにもこの本で気付かされた思考方法をちゃんと活かすことができそうです。「面白くも真面目な本」、私が一言で表すとこうなりますね。

 上記の本のすごいところは、作者の女性が自己の半生を振り返りつつ、自己の写真をたくさん掲載して自らがブスであることを説明・強調するとともに、ブスであると認識して以降、どのようにして彼氏を作るか、結婚するかという点を中心に合コン戦略などをマーケティング理論を交えながら解説しているところです。

 そもそも、人の外見は様々ですし、人の好みも様々ですので、ブス、ブサイク、ハンサム、美人、カワイイなどの絶対的な基準は理論上存在しないはずなんですが、上記の本はその点を理解した上で、ひとまず、見た目を武器にできるか否か、というわかりやすい基準を立てて論じておられるのです。そして、「見た目を武器にできるかどうかわからない」という人に対しては、他人から●回顔を褒められたことがあるか否かという補充基準も定立されているわけです。秀逸ですね。

 ちなみに、私はこれまで何回他人から顔を褒められたことがあったかな?と思い返したのですが、出生直後→父から「すぼけ(間抜けと同義)みたいな顔してる」と言われる(母談)、保育園時代→明白な記憶はないものの、誰かに「かわいい」と言われた気がしないでもない(妄想かもしれません)、小学校時代→ゼロ、中学校時代→ゼロ、高校時代→ゼロ(男子校だったからなぁと言い訳してみたいところです)、大学時代→ゼロ、大学院時代→「着ている服がかわってセンスがよくなった」と褒められたことが一度あったにとどまる、社会人時代→夜のお店にお勤めの方から「顔が好み」と褒められる(営業トークそのものですね)、というなかなか不遇な時代を過ごしてきたわけです。我ながら、よく40歳まで頑張ってやってこれたなと感動しています(笑)。

 で、私がオモシロイと思ったのは、合コン戦略もさることながら、その戦略の過程で、セグメンテーションや3C、4Pなどの専門用語を交えながらわかりやすくマーケティング論が展開されているところなんです。これまでマーケティングを学んだことがないという方にとっては、けっこう勉強になるはずです。特に、弁護士数年目で「今後どうやって顧問先獲得したらいいんだろう」、「どうやって故人受任増やしたらいいんだろう」、「独立しても依頼がくるかどうか不安」などと悩み始めた人にはこの本がそれなりに役に立つような気がします(笑)。あくまでマーケティングの入門書としての意味ですが。

 ということで、とにかく、私はイチオシしますが、具体的な内容に触れるわけにはいかないので、このへんにしときます。興味をもった方は一読されるといいと思います。

タグ

2020年12月5日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

このページの先頭へ