「資格を取ると貧乏になります」を読んで

 今月は何度か体調不良となり、思うように仕事が進まない日が続いています。
せっかく完治したと思ったのに、2日前くらいから再び体調が悪化し、かといって、既に入っている期日を欠席するわけにもいかず、期日だけはなんとか頑張って出廷しています。

 ということで、今日も午後からあったさいたま地裁の期日に出廷してきました。事前に直送済の準備書面の陳述だけで、わずか2分で期日終了。う~ん、体調不良でしんどいのに浦和まで行くことのむなしさを感じてしまいます。

 さて、今日はさいたま地裁からの帰り道に立ち寄った本屋さんで「資格を取ると貧乏になります」(佐藤留美さん著・新潮社)を買って、帰りの電車と昼ごはんの時間を使って一気読みしました。
 この本では、弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士という4つの士業にスポットをあてて解説がなされています。
弁護士業界が不況なのは数年前からいろいろ言われているわけですが、公認会計士業界や税理士業界もこれに劣らず大変そうですね。弁護士は、税理士、弁理士には登録するだけでなれますが、公認会計士にはなれない(会計士試験でいくつか免除されるという優遇があるにとどまります。)ので、公認会計士資格もとってみたいと考えたことがあります。でも、「そんな暇(試験勉強する余裕)があるなら、法律の知識を補充しないと」と思って、結局、あきらめましたね。

 作者の言うとおり、「資格さえ取れればたちまち生計が立つ」という考え方自体が誤りで危険なものですが、ただ、弁護士業界に限って言えば、いくら就職難といっても、他の業界に比べたらまだまだ恵まれているのではないかと思います。即独立してやっていける資格は弁護士資格だけでしょうし。

 何にせよ、資格をとった上で具体的に何をやりたいか、どうやりたいかということまで念頭に置いておかないと、うまくいかないでしょうね。

  

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2014年2月27日 | コメント/トラックバック(0) |

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絶望の裁判所

 最近、元裁判官で民事保全法の大家である瀬木比呂志教授が書いた「絶望の裁判所」(講談社現代新書)を購入して一気読みしました。

 元裁判官として実際の経験を交えた記載がなされているんですが、私が実際に触れ合った裁判官のイメージとは異なるところが多く、あまりしっくりこなかったのが実情です。出世にとらわれて上司の顔色を伺う裁判官が多いとのことですが、私が修習等で触れ合った裁判官にはそんな印象はなかったんで。もしかしたら、偶然、そういう裁判官ばかりだったのかもしれませんが(笑)。

 ただ、裁判官のキャリアについてわかりやすく書かれているのは興味深かったですね。最高裁長官をトップとして、最高裁判事、東京高裁判事、大都市地裁支部長ってな感じで序列化があるのは耳にしたことがあり、本当なんだろうなと思ったりしています。

 筆者は、裁判所の現状を変えるには法曹一元制の導入が必要と説いていますが、現状変更の要否はさておき、一定程度弁護士としてキャリアを積んだ人が裁判官になるというのは個人的には合理的だと思いますね。修習終了後に裁判官になるよりも、弁護士として社会の中で一定の経験を踏んでから裁判官になる方が当事者に配慮した訴訟指揮を行えるのではと感じます。

 興味のある方は是非ご一読ください。


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2014年2月23日 | コメント/トラックバック(0) |

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体調不良で…

 2月9日から今日まで自宅で臥せっておりました。9日に起床した時点で、喉の調子が悪く、体も少しだるい状態だったのですが、10日に起床した時点で体調は悪化し、喉が痛くてご飯も食べられない状態でした。
 人間の自然治癒力を信じてあまり病院に行かない私ですが、あまりの痛みに耐え切れず、近所の病院に行って診察してもらったところ、喉が相当ひどい状態だったらしく、2,3日安静にするようにとのことでした。もしかしてインフルエンザではと思い、医師にきいてみたのですが、医師からは「インフルよりひどいよ。」と言われてしまいました(笑)。インフルエンザでなかったみたいなんで、よかったのかもしれませんが…。
 確かに、去年の今頃にインフルエンザに罹ったんですが、そのときの状態よりも辛く、これほどに喉が痛くなるのは初めての経験でした。

 ということで、昨日が祝祭日だったこともあり、日、月、火とお休みさせていただきました。ご迷惑をおかけしてごめんなさい。
喉の調子は相当回復しましたので、今日から業務に復帰しています。遅れた分は、一生懸命やりたいと思います。

 病院には早めに行った方がよいという当然のことを改めて認識しました。

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2014年2月12日 | コメント/トラックバック(0) |

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今年もよろしくお願いします。

 2014年度最初のブログ更新です。
1月といえば、裁判所の年末年始休暇明けのため、期日が普段よりたくさん入っていまして、バタバタしていました。今はある程度落ち着いていて、2月は少し余裕が出てきました。今月はたまっていた仕事をできるだけ片付けたいと思います。

 そんな中、寝る前の時間を使って、いろいろと読書していたわけですが、最近読んだものの中でオススメは、万城目学著「とっぴんぱらりの風太郎」(文藝春秋)和田竜著「村上海賊の娘」(新潮社)です。

どちらも時代物小説ですが、お固い内容ではなくスラスラ楽しく読み進めていけます。ちなみに、どちらも2014年本屋大賞にノミネートされています。

 本屋大賞の候補で思い出したんですが、森見登美彦著「聖なる怠け者の冒険」(朝日新聞出版)も買って読了しています。こちらはユーモア溢れる作品で京都好きな人は好きになるのではないかと思いますね。この小説の舞台は京都でして、京都出身の私にはイメージが湧きやすいものでした。

 その他の本屋大賞候補作を読んでいませんので、どれが受賞するかはわかりませんけど、上記3作品の中なら、村上海賊の娘が個人的には一番面白く感じました。

 今日はフライデーナイトですので、私も早めに帰れるように、ブログはここで終わりにして仕事に戻ります(笑)。

 





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2014年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

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