令和3年度賃貸不動産経営管理士試験

 一昨日、国家資格となった賃貸不動産経営管理士の試験が行われました。

 弁護士になって以来、これといった資格をとったことのない私ですが、最近、賃貸不動産経営管理士という資格に興味をもち、一昨日の試験を受けてきました。試験勉強を始めたのはわりと直近で余裕がなかったのですが、過去問を見る限り、賃貸借に関する弁護士実務と親和性がある内容でわりと回答できたこと、不動産投資に関する税務やマンションの各種設備の仕組み等が問われる内容で興味深かったことから、勉強は苦痛ではありませんでした。というよりも、内容が有益で生活の役に立ちそうだったので、勉強をそれなりに楽しめました。
 勉強しなくても常識で判断すれば回答できる問題(選択肢の内容が明らかに不自然な場合等)が過去問にたくさん出ていたので、焦りつつも、「試験はなんとかなるんじゃないか」と思っていました。


 ところが、今年から国家資格化したせいか、本番の試験内容はガラッと傾向がかわっていました。過去問と異なり、特定賃貸借契約や標準賃貸借契約書の内容を問う問題が増え、過去問をメインとして勉強していた私にとっては、なかなか厳しいものでした。今年の問題は「過去問解いていればなんとかなる」というようなものではなかったですね。
 過去問を数回解いていてそれなりに自信があったのに、試験終了後は「やばいかな」と焦るくらいでした。また、受験者の出席率がとても高かったことも、「記念受験組は少ないな」という考えにつながり、緊張感を高めました。なお、インターネット上のニュースには受験者数は過去最高の3万2461人、受験率91.3%と書いてあったのですが、この受験率は私の実感と合っています。

 で、「落ちたらまた来年受ければいいや」という軽い気持ちで知り合いの先生と一緒に解答速報がインターネット上にアップされるたびに採点し、一喜一憂していました。全く解けなかった場合は別として、実はこの自己採点の瞬間が一番ドキドキして楽しかったりするんですよね。結果として、40点以上は確実にとれていたので(なお、試験50点満点であり、昨年度の合格点は確か35点くらいだったと思います。)、マークミスをしていない限り、合格していると思います(そのように信じたいです)。やはり、知らない問題が出題されてもすぐに諦めないことは大事ですね。

 たまに本業以外の勉強をすると、気分をリフレッシュできていいなと今回強く思いました。この調子で引き続き、新たな資格取得を目指して頑張りたいと思います。

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2021年11月23日 | コメント/トラックバック(0) |

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奨学金完済!!

 今年も残り2か月をきりました。東京については、1日あたりのコロナ罹患数が十数人まで減りましたので、なんとなく安心感が出てきました。一方、インフルエンザが流行り出しそうな時期ですので、まだまだ油断してはいけないと思います。

 さて、先日、自宅宛に日本学生支援機構から手紙が2通届きまして、封を開けてみると,大学生のときと大学院生のときに借りた奨学金約423万円(以前は、500万円くらいと誤解していました。)が先月で完済されたという知らせでした。
 そういえば、司法修習生のときか弁護士になってから返還を開始したように思われ、月額約2万5000円を約14年かけて返済したことになります。
 長かったですね。でも、私が貸与してもらった奨学金は無利息のものでしたので、本当に助かりました。この奨学金を受給できなければ、大学はなんとかなったとしても(経済的な理由等により、授業料が無料でした。)、法科大学院への進学はほぼ不可能だったと思いますし、そうなると弁護士にもなっていなかったと思います。ただただ感謝しかありません。

 「奨学金といっても所詮は借金」というような悪い言い方をたまに耳にするんですが、何の信用もない学生に無利息で数百万円もの大金を貸してもらえるなんてことは一般社会ではありえませんので、もっと重宝されてもいいように思います。本当にお世話になったなと今になって実感しています。

 日本学生支援機構以外にも奨学金制度は複数存在しますので(私は、返済不要・給付型の奨学金を大学時代に受けていました。)、大学や大学院へ進学を希望しつつも経済的事情から躊躇している方は、いろいろ調べた上で検討してもらいたいなと思います。
 

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2021年11月10日 | コメント/トラックバック(0) |

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