令和4年度司法試験合格発表

 ここ数日間、東京の天気は安定しないですね。少しずつ涼しくなりつつあって、バイクに乗るのにちょうどいい時期なんですが、残念ながらお預けです。

 さて、一昨日、司法試験の合格発表がありました。それによると、1403人が合格し、合格率は45、52%とのことでした。そして、驚くべきことに予備試験合格者の合格率がすさまじいですね。98%という高い合格率なので、予備試験合格者にとっては司法試験は試験としての意義に乏しいのではないかと思えてしまいます。
 もちろん、予備試験を受験してから司法試験を受験するまでにさらに勉強を続けているはずなので、簡単に司法試験は不要と言い切ることには躊躇を覚えますが、この点を考慮しても、法科大学院卒業生に比べて合格率が突出していますので、このままではよくないのではないかなと思っています。現状、予備試験の合格率は5パーセント未満のようですが、例えば、その合格者数を10~15%くらいになるように増やすことを検討してはどうでしょうか。そのくらいの合格率になると、予備試験を受験して法曹を目指す人が増加するはずなので、法曹界にとってもよいと思うんですけどね…。

 いずれにせよ、今回合格された方はおめでとうございます。
 残念ながら、不合格となった方は、あきらめずに敗因を分析し、再度、過去問検討を中心とした勉強を頑張って続けていってください。司法試験は、合格率が3%台だった昔の旧司法試験とは異なり、努力すれば必ず合格できる試験になったと思います。努力の方向性さえ間違えなければ(例えば、出題可能性が低い最先端の論点にこだわる、マニアックな学説の対立にこだわる等)、合格できるはずなので、不安になりすぎることなく、毎日一定の時間を確保して勉強していきましょう。

 

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2022年9月8日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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