東京都内の不動産市場
いつものことながらしばらく更新するのを忘れていました。
前回更新したときから今日までの間にいろいろなことが世間で起きてますね。直近だと、共謀罪法案が強引に可決されたことやイギリスで起きたタワーマンション(高層マンション)火災が大きなニュースになっています。
共謀罪法案の危険性については、たくさんの弁護士や学者、有識者が発言されていますので、ここでは触れません。私があえて言うとすれば、国民はもう少し国家権力に対して懐疑的であるべきということですね。
で、タワーマンションについても、私はそんなに詳しくないので特に述べることはなく、日本でこのような火災が起きないよう、また、起きたとしても延焼しないように徹底してもらいたいと願うのみです(ちょっと耳にした話では、日本は建築基準法や消防法が厳格に定めているので、タワーマンションで火災が起きても延焼しないということなんですが、本当なんでしょうかね。)。
さて、ここ数年に限っては、2020年の東京オリンピックブームもあってか、東京都内の不動産価格が上昇しつつあるようです。もっとも、既に値下がりを始めているなんて言われたりもしています。
いずれにせよ、もうしばらくは不動産市場の好況は続くと思いますが、長い目で見たら、東京に限らず、日本全国の不動産は全て値下がりするのではないかと個人的には思っています。
というのも、よく言われていることですが、毎年新築マンションが建設されて住戸数は増えていっていること、他方で人口は大幅に減少しつつあること、建物については年々老朽化していくこと、という単純な理由があるからです。東京の一部エリア(中央区や港区など)についていえば、「人口は増えつつある」と言われていますが、これはこれから数年の話であって、20年後、30年後には当てはまらないでしょう。資産価値が維持できる不動産は、本当に限られたエリアの限られた物件だけだと思いますね。
どうして突然こんな話をしたかと言うと、実は、私の住んでいるマンションは旧耐震基準のマンションである上に、既に築35年を経過しており、「売るなら(引越するなら)値上がりしている今かな。」なんて思って、いろいろ不動産市場について調べ始めたからなんです。
住み替えを検討するにあたって、それなりに大きな駅に近い、品川駅と羽田空港にアクセスがよい、街に活気がある等の希望をふまえて、都内の新築マンションの資料を取り寄せて分析したり、気になるマンション近くの街を歩いて散策したりしていました。
そして、辿り着いた結論ですが、「今は値段が高くなりすぎているので、買い控える。ただし、どうしても住みたいと思えるような素敵な不動産が出てきたら検討する。」という消極的なものです。上述したとおり、将来的な値上がりを期待して不動産を購入するべきではないと考えており(このことは、長期住宅ローンを組む場合に特にあてはまります。)、「値下がってもかまわない。どうしてもここに住みたい。」と思えるかどうかが選択の基準だなと。このように思える物件が見つかったら、その価格も踏まえて購入を検討しようと思います。
最後に、どうでもいい話ですが、上記のように、東京都内の不動産に興味を抱いたことがきっかけで、東京都内の街について分析している本を何冊も読みました。
今は、池田利道さん著「23区格差」(中央公論新社)、泉麻人さん著「大東京23区散歩」(講談社文庫)を同時並行的に読んでいますが、後者は23区内の街の様子について細かく書かれています。実際に街に散歩に行くときに手元にあって参考にすると面白そうと思いますね。
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2017年6月15日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:日記