京都で一息つけました。

 先週末は、三重出張のついでに京都に戻って2日間お休みをいただきました。京都に戻ってやることと言えば、中学時代の同級生やその他の知人友人と会って一緒に飲むことくらいしかないわけですが、今回は2日間にわたって滞在したので、昼間に鴨川沿いをゆったり歩いて京都大学まで行ってみました。
 というのも、京都大学は先週末に2日間にわたって学園祭を開催しており、どんなもんかなという単純な興味と適度な散歩ができるという思いがあったからです。

 で、実際に行ってみた感想ですが、予想していたものよりは規模が小さかったですね。私の母校の一橋大学に比べて京都大学の学生数は遥かに多いわけですから、もっとお店が出ていると思っていたんですけど…。一橋大学の学園祭(一橋祭)の方が盛り上がっていたような気がする(比較対象は、私が在学していた10年以上前の一橋祭ですからあてになりませんが)。一橋祭は、国立市のお祭りと同じ日に開催されるので盛況なのかもしれません。でも、確か、今年の一橋祭から禁酒になったんでしたっけ?飲酒事故が続いている昨今、このような禁酒措置は仕方がないことなのかもしれませんね。
 ただ、キャンパスの風情は京都大学の方がありますね。時計台とその真ん前にある木のコラボが素晴らしいです。京大生が羨ましい…。

 それから、京都に行って改めて感じたことですが、飲食店の値段は東京よりもずいぶん安いです(もちろん、お偉いさんが通うような高級店は除きます。そんなお店には行ったことがないので。)。東京なら、4000~5000円くらいしそうな料理も京都なら3000円くらいでいけます。安い分、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうので注意しないといけませんが。

 さて、また年末まで頑張ります。

タグ

2012年11月27日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

「絞首刑」を読みました。

 最近、講談社から発売されたばかりの青木理さん著「絞首刑」(講談社文庫)を買って読みました。

 死刑制度についてはその存続・廃止をめぐって激しい議論が昔から続いていますが、上記書籍はその点についての意見を表明するものではなく、死刑判決が下った事件をいくつか取り上げ、死刑囚との対話(面会)を通じて得た人物像等を具体的に描いています。その上で、同人物には「本当に更生の可能性がないのか」という点について疑問を投げかけています。
 著者は、フライデーに死刑囚の写真(拘置所でこっそりと撮影したもの)を掲載して話題になった方でして、何故そのような掲載に踏み切ったのか、何を伝えたかったのかという点について上記書籍では明らかにされています。
 拘置所の運用に反して写真撮影したこと、同写真を週刊誌に掲載したことの是非はさておいて、死刑囚との面会、手紙のやりとり等は厳格に制限されているわけですが、この点について著者の視点がはっきりと明示されており、現制度、現運用の問題点を知ることができる点で、上記書籍は有益だと思います。

 被害者遺族の心情や死刑制度の犯罪抑止効果(実際に抑止力があるかどうかは証明されていませんが。)を思うと安易に死刑の廃止を唱えるわけにはいきませんが、いくつもの冤罪が発生している現況に鑑みると、誤って死刑執行した場合には取り返しがつかないわけですから、個人的には死刑制度の維持が本当によいのか、疑問を感じています。死刑制度を維持するのであれば、少なくとも、冤罪を防ぐための制度(例えば、取調べの全面可視化)を導入する等して、冤罪発生のリスクを最小限にすることが必要なのではと思っています。


タグ

2012年11月19日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

労働実務についてのおススメ本

 年末年始休暇をたっぷりとるために、モチベーションを上げて仕事をしています。12月30日に中学校の同窓会が京都でありますので、仕事の目途をつけて、心おきなく参加したいと思ってます。

 さて、私の事務所では労働事件と刑事事件で事務所事件全体の8~9割を占めているんですが、労働事件を取り扱うにあたって時折参照にする本が労務行政より出版されている労政時報の別冊「新・労働法実務相談~職場トラブル解決のためのQ&A 417問」。
 この本は弁護士・社会保険労務士による共著でして、基本書と違って、実務で(依頼者さんから)しばしば尋ねられる質問事項についてコンパクトにまとめて書かれていますので、使い勝手はけっこうよいですね。この本を使っている友人の弁護士の評価も上々でした。事務所に一冊あると便利だと思います。
 他にもいい本はたくさんありますが、今日は1冊だけの紹介にとどめて、これから随時紹介していこうと思います。

 私の近況ですが、昨日(正確には今日の午前2時ころ)は、終電で渋谷まで帰ってきた後に西麻布で他業種の先生らと一緒に軽く(2杯)飲みました。これまでに西麻布で飲んだことはほとんどなくて、私は詳しくないんですが、さすが西麻布と思わされるような隠れた名店(おしゃれなお店)がたくさんありますね。値段が怖くて、一人でふらっと立ち入れないような店もちらほらとありました(笑)。
 私が昨日飲んだお店は、入り口の前に池があって、錦鯉が泳いでいるという和洋折衷な感じのバーでしたが、また行きたくなるようないい雰囲気のお店でした。名前を忘れてしまったので紹介できませんが、今度行ったときにはしっかりと覚えてきます。

 今日はこれから労働審判の申立書を起案します。


 

タグ

2012年11月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

平成24年度 予備試験 合格者数発表

 本日、予備試験の合格者数が発表されたみたいです(該当新聞記事:→司法予備試験の合格者倍増、法科大学院避け近道 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。合格者数は219人、昨年は116人でしたのでほぼ倍増したことになります。
今年の合格者の内訳ですが、ロースクール生が61人、現役大学生が69人とのことで、最年少は19歳。

 上記結果をみると、今後、ロースクールには行かずに予備試験を目指す学生はますます増えていきそうですね。大学生は予備試験とロースクール受験の2つを視野に入れて勉強し、ロースクールに入学した後も予備試験を受け続けるのが一般化するのではないでしょうか。

 そうなると、気になるのが来年度の司法試験の合格者数と予備試験ルートの受験生の合格率です。予備試験合格者数は増えたものの、合格率はどの法科大学院よりも高くなる気がします。大手の法律事務所は、積極的に若手の優秀な予備試験組を採用するようになると思います。
 これ以上、予備試験の合格者が増えると、法科大学院志望者が減少し、破綻する法科大学院はますます増えるのは間違いないですね。今後、予備試験合格者数は増えていくのか現状維持なのかが気になるところです。

タグ

2012年11月9日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

弁護士の就職・仕事・営業がわかる本

 少し前に日本法令から発売された月間ビジネスガイド4月臨時増刊号「弁護士の就職・仕事・営業がわかる本」を買っていて、途中まで読んでそのまま放置していました。

 ですが、本日、仕事の合間の気分転換に少し読み返してみたところ、なかなかいいことが書いてあるなぁと再認識させられました。
「法律事務所はこんな人材を求めている。」という特集については、修習生は必読だと思いますね。採用する側の弁護士の本音が惜しげもなく書かれていて
とても参考になると思います。私が修習生だったときにこの本があればなぁと思ってしまうくらいです。

 また、即独された先生の話も具体的に取り上げられていて、即独を考えている修習生の方は買っておいて損はないです。私は今年の2月に独立して既に半年以上経過していますが、今読んでも参考になることがたくさん書かれています。

 他にも「他士業と弁護士」、「契約・手続ノウハウ」といった興味深い話題が取り上げられている点もよいですね。欲を言えば、もっと弁護士の体験記をたくさん取り上げて欲しかったところですが…。

 以上、ふと思いついたので書いてみました。なお、発売されたのが少し前ですから、本屋さんに在庫がある分しか売っていないかもしれません。

タグ

2012年11月8日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

忙しそうに見える?

 先日、裁判所の地下1階において接見した際に、偶然、知り合いの先生にお会いしました。同先生から「ブログ見てるよ。」と言っていただいて嬉しかったんですが、「いつも忙しくて疲れてる様子だね。」と言われました。

 自分ではそうでもないと思っているんですが、ブログの記事を見直してみると、確かに「いつも忙しそうに働いている」ように見えますね(笑)。
 実際には、忙しいときとそうでもないときがあるわけでして、他の弁護士の先生方と異なるところはありません(裁判員裁判があった週は本当に忙しかったんですけど)。ただ、刑事事件をよく受任しており、いろいろな警察署をまわっていて接見に割く時間(移動時間含む)が多いので忙しそうに見えるのかなと。あとは、事務所で一人で夜中に起案しているときに、気分転換にブログを更新することが多いので、更新時間が深夜になり、仕事ばっかりしているように見えるのかもしれません。

 で、実際はどうなのかといいますと、週に1回くらいの頻度で、麻布十番にあるBar「Hiddn Lounge」さんに行っていますし、接見終了後に見慣れぬ街を散歩したり、移動時間を利用して爆睡したりしていますので、まだまだ余裕はあります。

 プライベートのこともこのブログでもっと書きたいところですが、公開できるような中身のあるプライベート生活を送っていないんです(笑)休日は、接見に行くか寝てるか、飲んでるかのいずれかですし。「今日は一日家でゴロゴロして、ほとんど寝てました。」とか「今日は夜からどこどこで飲んでました。けっこう酔ってしまいました。」といった具合に一行で一日を記せてしまいます。

 ということで、仕事の話題や本の話題、パソコン新製品の話題以外にもっと中身のある面白いことを書けないか、今後試行錯誤してみます。

タグ

2012年11月8日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

刑事弁護人にとってリュックが便利

 裁判員裁判終了後にしばらく更新するのを放置していました。一度怠けると、怠け癖がついてしまってダメですね。
裁判員裁判は当方の主張空しく、公訴事実のとおりに認定されてしまいましたので、今週中には控訴する予定です。

 最近はおとなしく毎日を過ごしていましたが、最近買ったものの中でイチオシのものがあるので紹介します。
それは、ビジネスリュックサック。これって、実はすごい機能的でよいです。リュックサックは子供っぽいという理由で社会人の中には敬遠する人が多いですが、ブリーフケースに比べて肩こりはなくなるし、両腕が使えるので便利だし、多少重たい荷物でも疲れないといった諸々の点でリュックサックは優れていると思います。

 特に、重たい刑事事件の記録を持ち歩いて日々接見に行く刑事弁護人にはぴったりなのではと思います。実際、刑事弁護をよくやっている私の周囲の先生方の中にはリュックサック使用者が多い気がします。リュックサックに代わるものとすれば、ゴロゴロと転がせるローラーがついてるケース(名前が出てこないです。)がありますが片手がふさがるので、私はリュックの方がよいですね。

 で、最近、私が購入したのは、VICTORINOX(ビクトリノックス)の「BIG BEN 17」です。少し大きめのサイズですが、パソコン入れる場所や種々の小物入れ等がついていて言うことなしです。(ちなみに、ビクトリノックスといえば、アーミーナイフが有名なスイスのメーカーでして、ビジネスバッグを製造していることはあまり知られていないようです。)
 色も黒色一色でシンプルにまとまっており、子供っぽい感じは少ないと思います。ビジネスバッグといえば、TUMIが有名ですが、人とかぶるのが好きじゃないので、あえてマニアックなところをせめてみました(笑)。

 肩こりに悩んでいる先生方、社会人の方はリュックサックを是非お試しあれ。


タグ

2012年11月4日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

このページの先頭へ