令和7年度貸金業務取扱主任者試験
昨日、今年初の資格試験である貸金業務取扱主任者試験を受験してきました。貸金業者は、営業所等において貸金業の業務に従事する者の数が1:50以上の割合となるように貸金業務取扱主任者を置かなければなりませんので、貸金業を行う者にとっては重要な資格です。
そのため、今後、貸金業を行う予定のない(現時点で貸金業社に入社する予定のない)私にとっては不要な資格ということになりますが、琥珀法律事務所では交通事故事件・労働事件と並んで債務整理事件も多数取り扱っているので、貸金業法や利息制限法をこの機会により深く勉強しようと思って、受験を決意したのです。実際、勉強を通じて、貸金業法、利息制限法(特に貸金業法)の条文に詳しくなりましたし、貸金業者向けのガイドラインも学んで、犯罪収益移転防止法や個人情報保護法等の他の法律も復習することができました。
貸金業務取扱主任者試験の合格率は毎年30パーセント前後ですので、宅建試験(合格率15~18パーセント程度)に比べると易しいといえます。実際、過去問5年分に目を通しましたが(全部解くことは時間的に無理でしたが、それなりに解答・解説を読み込みました。)、宅建やマンション管理士試験(合格率7~8パーセント程度)に比べて、素直な問題が多く、内容も平易で取り組みやすいと感じました。
で、昨日の試験の出来についてですが、意外にも、想像していた以上に難しく感じ、けっこう苦戦しました。当日の試験開始直前まで過去問題集に目を通し、合格はできるかなと一定の自信をもっていたのですが、いざ試験が始まると初見の選択肢がいくつもあって焦りましたね。絶対時間が余ると思っていたのに、実際には2時間フルに使って50問を解き終えました。これが試験の怖いところですね。
で、各種予備校が出す解答速報を心待ちにしていたのですが、貸金業務取扱主任者試験については、受験者数が宅建等に比べて少ないためか、試験当日に解答速報は出されず、TACが11月18日17時に発表する解答速報が最短のようでした。
ということで、気になる私は、試験後に事務所で1件相談業務に対応した後に帰宅し、そこから解答を調べました。以下、私なりに調べた解答ですが、全て合っているかどうかは自信がありません(責任をおいかねます)。このブログを見た貸金業務取扱主任者試験受験者の方は、明日のTACの発表と照らし合わせてもらえればと思います。
14224 14322 41332(12問目は1ではなく2かも?)
23123 42314 41332
41142 33434 24323 41122
ちなみに、自己採点では私の点数は30点台後半でした。それなりに勉強したのに財務及び会計に関することの問題(48~50問)を全部間違えてしまった上に、民法の問題も2問間違てしまって(根抵当権の問題と期限・期間の問題)、もっと勉強しないといけないと改めて思いました。受験前は40点以上とると意気込んでいたので、やや残念に思いますが、試験自体はマークミスがない限り(又は上記解答例が間違っていない限り)、合格できていると思いますので、結果オーライかなと考えて、次の試験に向けて勉強を開始します。
2025年11月17日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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