電話相談やウェブ相談

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 最近ずっとコロナの話題ばかりなので、今日は別のことを書こうかなと思います。
 表題のとおり、コロナ感染拡大防止の観点から、弊所では積極的に電話相談を取り入れています(希望者については対面相談も実施しています)。ウェブカメラを利用したウェブ相談も導入したいと思っていますが、こちらについては検討中です。
 さて、電話相談についてですが、やはり、対面相談に比べると、やりにくいと感じる点がいくつもあります。対面相談と異なり、互いの表情が見えないですし、書面に書いたりして説明を補足することもできませんので、依頼者さんと信頼関係を築きにくいと感じます。表情から読み取れることってけっこうたくさんあると思うんですよね。自分が行った説明を理解してもらえたかどうか、どういう気持ちで相談されているのか等。また、証拠書類の内容を一緒に確認しながら話をすることができない点も電話相談の難点だと思います。これらの書類をあらかじめ郵送やファックスで送ってもらえていればいいのですが、そうでない場合には、証拠書類の内容を確認しない限り、法律家として具体的な助言をすることはできず、せいぜい一般論しか回答できないということになってしまいます。ということで、電話相談は、相談の概要を把握するのには有用ですが、相談内容を詳細に検討して回答するには向いていないかなと思っています(上述したとおり、予め、証拠書類等を送ってもらっていて、その内容を確認・検討できていれば別です)。
 この点、ウェブ相談だと、互いに表情を確認できますし、書面等を画面に映すことで確認もできますので、電話相談よりもはるかに有用ではないかと思いますね。本人確認も容易ですし。
 ということで、早期の導入を図りたいと思う今日この頃です。とはいえ、そもそもスマートフォンを持っていない、パソコンも持っていないという相談者さんも一定数いらっしゃるので、全てをウェブ相談に切り替えることは現実的ではないですね。
 今後は、対面相談、ウェブ相談、電話相談、メール相談等をうまく使い分けていく必要があると思います。
 

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