「無罪請負人」を読みました。

 一昨日、本屋さんに立ち寄った際に、弘中惇一郎弁護士が書いた無罪請負人刑事弁護とは何か? (角川oneテーマ21)が発売されているのを知り、出張に行く新幹線の社内で一気に読みきりました。

 弘中惇一郎弁護士といえば、小沢一郎代議士や鈴木宗男代議士、ホリエモン、厚生労働省の村木さんら著名人の刑事弁護を引き受け、数々の無罪判決を獲得されている先生で刑事弁護の世界では大変有名な方です。

 ということで、「一体どんな内容なのかな」と楽しみにしながら読み進めました。その内容についてですが、刑事弁護をやっていきたいという弁護士にとっては非常に有益なものだと思います。徹底的に調査を進め、どんな事件でも(時には採算を度外視して)全力で取り組む弘中先生のスタンスが書かれていて、大変勉強になりました。
 無罪判決獲得の裏には、言葉に表しきれない膨大な弁護人の努力があるわけですが、そのことが具体的に伝わってきます。

 上記著書を読んだこの機会に、改めて自分の刑事弁護の取り組み方を見つめなおしたいと思います。

 



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2014年4月13日 | コメント/トラックバック(0) |

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美しすぎる検察トップが話題になっていますが…

イカツイ顔のイメージ
(photo by morguefile.com)

 少し前の話題ですが、ウクライナ南部のクリミアの検察トップに就任した若い女性検察官が美人すぎるとネット上で話題になっていますね。

 ニュース元:時事ドットコム:美し過ぎる?検察トップ=34歳女性、ネットで人気-クリミア


女性検察官の美人化の波は国内でも?

 検察官としての職務執行にあたって、美人かどうか、また、ハンサムかどうかは関係ないと思うわけですが、日本の業界でも一時期、「新規採用の女性検察官がかわいくなった」なんて言われていたことがあります。その理由として「裁判員裁判対策として、裁判員への印象をよくするため」という話を聞いたことがありますが、冷静に考えると、ネタとしか思えません。女性検察官がかわいいかどうかと裁判員の印象というものは全く関係ないでしょう(笑)。被告人の印象が重要というのであればわかりますけどね(実際、被告人の印象をよくするために、裁判員裁判では男性の被告人はスーツを着用していることが多いです。)
 
 ホントのところは、弁護士の就職難、弁護士業界の先行きの不透明さが原因で検察志望の女性修習生が従前より増え、その結果、若い女性検察官が増えたのではないかと思いますね。


むしろ検察官の顔で重要なのは

 なお、ルックスについて言うならば、検察業界において、男性の方はハンサムかどうかよりも、イカツイかどうかが重要な気がします。検察官は、暴力団を含めた強面の被疑者の取調べを担当するわけですが、被疑者にナメられるわけにはいきません。そういう視点からみると、ベビーフェイスな感じよりもイカツイ感じの方がいいのかもしれませんね。

 いずれにせよ、クリミアの検察トップが美人かどうかなんてのは、ネット上の注目を集めるという点を除き、特に意味がないと思います。

 

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2014年4月4日 | コメント/トラックバック(0) |

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ブラック企業ビジネス

 今日は午前10時から東京地裁立川支部で口頭弁論、16時からさいたま地裁で弁論準備手続がありました。
いったん事務所に戻ろうかと思いましたが、事務所に戻っても2時間半くらいしか仕事できないと思い、立川から浦和に直行しました。
 立川から浦和までは、西国分寺駅まで中央線、西国分寺から南浦和駅まで武蔵野線、南浦和駅から浦和駅まで京浜東北線で一駅という感じで意外にアクセスがよいのです。

 で、少し時間があったので、本屋さんに立ち寄り、今野晴貴さんの著書「ブラック企業ビジネス」(朝日新聞出版)が目にとまって、衝動買いしてしまいました。今野さんのブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)という本は以前に発売され、読了していますが、今回発売された「ブラック企業ビジネス」はそのタイトル通り、ブラック企業そのものではなく、同企業につく弁護士や社労士に焦点をあてて論じられています。

 上記の本で印象的だったのは、会社が労働者に対する嫌がらせで、数千万単位の高額の損害賠償を求める訴訟を仕掛けてくることがあるとの点であり(いわゆる「スラップ訴訟」。)、私も実際に担当したことが2~3度ありますので、「確かになぁ」と妙に納得しました(もちろん、労働者側につきましたよ。)。例えば、履歴書の学歴に虚偽があり、その虚偽がなければ雇っていなかったとして、在職中に支払った賃金全額(2000万弱)を不当利得として返還請求してきた事案なんかがそうですね。
 上記のような訴訟を提起するぞと脅されれば、大抵の労働者は、怖くなって会社に意見できなくなったり、辞めたくても辞められないという状況に陥ることでしょう。

 アメリカのカリフォルニア州では、スラップ訴訟対策として「反スラップ法」なるものがあるそうですが、我が国でも同内容の法律が必要になる日がくるかもしれません。




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2014年3月6日 | コメント/トラックバック(0) |

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「資格を取ると貧乏になります」を読んで

 今月は何度か体調不良となり、思うように仕事が進まない日が続いています。
せっかく完治したと思ったのに、2日前くらいから再び体調が悪化し、かといって、既に入っている期日を欠席するわけにもいかず、期日だけはなんとか頑張って出廷しています。

 ということで、今日も午後からあったさいたま地裁の期日に出廷してきました。事前に直送済の準備書面の陳述だけで、わずか2分で期日終了。う~ん、体調不良でしんどいのに浦和まで行くことのむなしさを感じてしまいます。

 さて、今日はさいたま地裁からの帰り道に立ち寄った本屋さんで「資格を取ると貧乏になります」(佐藤留美さん著・新潮社)を買って、帰りの電車と昼ごはんの時間を使って一気読みしました。
 この本では、弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士という4つの士業にスポットをあてて解説がなされています。
弁護士業界が不況なのは数年前からいろいろ言われているわけですが、公認会計士業界や税理士業界もこれに劣らず大変そうですね。弁護士は、税理士、弁理士には登録するだけでなれますが、公認会計士にはなれない(会計士試験でいくつか免除されるという優遇があるにとどまります。)ので、公認会計士資格もとってみたいと考えたことがあります。でも、「そんな暇(試験勉強する余裕)があるなら、法律の知識を補充しないと」と思って、結局、あきらめましたね。

 作者の言うとおり、「資格さえ取れればたちまち生計が立つ」という考え方自体が誤りで危険なものですが、ただ、弁護士業界に限って言えば、いくら就職難といっても、他の業界に比べたらまだまだ恵まれているのではないかと思います。即独立してやっていける資格は弁護士資格だけでしょうし。

 何にせよ、資格をとった上で具体的に何をやりたいか、どうやりたいかということまで念頭に置いておかないと、うまくいかないでしょうね。

  

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2014年2月27日 | コメント/トラックバック(0) |

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絶望の裁判所

 最近、元裁判官で民事保全法の大家である瀬木比呂志教授が書いた「絶望の裁判所」(講談社現代新書)を購入して一気読みしました。

 元裁判官として実際の経験を交えた記載がなされているんですが、私が実際に触れ合った裁判官のイメージとは異なるところが多く、あまりしっくりこなかったのが実情です。出世にとらわれて上司の顔色を伺う裁判官が多いとのことですが、私が修習等で触れ合った裁判官にはそんな印象はなかったんで。もしかしたら、偶然、そういう裁判官ばかりだったのかもしれませんが(笑)。

 ただ、裁判官のキャリアについてわかりやすく書かれているのは興味深かったですね。最高裁長官をトップとして、最高裁判事、東京高裁判事、大都市地裁支部長ってな感じで序列化があるのは耳にしたことがあり、本当なんだろうなと思ったりしています。

 筆者は、裁判所の現状を変えるには法曹一元制の導入が必要と説いていますが、現状変更の要否はさておき、一定程度弁護士としてキャリアを積んだ人が裁判官になるというのは個人的には合理的だと思いますね。修習終了後に裁判官になるよりも、弁護士として社会の中で一定の経験を踏んでから裁判官になる方が当事者に配慮した訴訟指揮を行えるのではと感じます。

 興味のある方は是非ご一読ください。


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2014年2月23日 | コメント/トラックバック(0) |

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体調不良で…

 2月9日から今日まで自宅で臥せっておりました。9日に起床した時点で、喉の調子が悪く、体も少しだるい状態だったのですが、10日に起床した時点で体調は悪化し、喉が痛くてご飯も食べられない状態でした。
 人間の自然治癒力を信じてあまり病院に行かない私ですが、あまりの痛みに耐え切れず、近所の病院に行って診察してもらったところ、喉が相当ひどい状態だったらしく、2,3日安静にするようにとのことでした。もしかしてインフルエンザではと思い、医師にきいてみたのですが、医師からは「インフルよりひどいよ。」と言われてしまいました(笑)。インフルエンザでなかったみたいなんで、よかったのかもしれませんが…。
 確かに、去年の今頃にインフルエンザに罹ったんですが、そのときの状態よりも辛く、これほどに喉が痛くなるのは初めての経験でした。

 ということで、昨日が祝祭日だったこともあり、日、月、火とお休みさせていただきました。ご迷惑をおかけしてごめんなさい。
喉の調子は相当回復しましたので、今日から業務に復帰しています。遅れた分は、一生懸命やりたいと思います。

 病院には早めに行った方がよいという当然のことを改めて認識しました。

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2014年2月12日 | コメント/トラックバック(0) |

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今年もよろしくお願いします。

 2014年度最初のブログ更新です。
1月といえば、裁判所の年末年始休暇明けのため、期日が普段よりたくさん入っていまして、バタバタしていました。今はある程度落ち着いていて、2月は少し余裕が出てきました。今月はたまっていた仕事をできるだけ片付けたいと思います。

 そんな中、寝る前の時間を使って、いろいろと読書していたわけですが、最近読んだものの中でオススメは、万城目学著「とっぴんぱらりの風太郎」(文藝春秋)和田竜著「村上海賊の娘」(新潮社)です。

どちらも時代物小説ですが、お固い内容ではなくスラスラ楽しく読み進めていけます。ちなみに、どちらも2014年本屋大賞にノミネートされています。

 本屋大賞の候補で思い出したんですが、森見登美彦著「聖なる怠け者の冒険」(朝日新聞出版)も買って読了しています。こちらはユーモア溢れる作品で京都好きな人は好きになるのではないかと思いますね。この小説の舞台は京都でして、京都出身の私にはイメージが湧きやすいものでした。

 その他の本屋大賞候補作を読んでいませんので、どれが受賞するかはわかりませんけど、上記3作品の中なら、村上海賊の娘が個人的には一番面白く感じました。

 今日はフライデーナイトですので、私も早めに帰れるように、ブログはここで終わりにして仕事に戻ります(笑)。

 





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2014年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

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法服の王国

 書こう書こうと思いながら、しばらく放置していたのですが、最近、黒木亮という作家が書いた「法服の王国 小説裁判官」(上・下)(産経新聞出版)を買って読みました。

 この小説は、裁判官の世界を描いたフィクションなんですが、時折、有名な判決が引用され、また、実名で有名な人物が登場する等、フィクションとは思えない出来になっています。
 原発訴訟や青法協と絡めて、裁判官の世界を詳細に描いていて、非常に面白かったです。
 裁判官をモデルにした小説自体が珍しい(私の知る限りでは)ので、裁判官に興味がある方はご一読することをお勧めします。





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2013年9月29日 | コメント/トラックバック(0) |

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iPhone 5s買いました。

 すっかり涼しくなってきましたね。過ごしやすい気候で、仕事もはかどっているような気がします。

 そういえば、auの携帯電話がサムスンのGALAXY SII WiMAXだったのですが、発売日にiPhone 5s(32GB)に買い換えました。
iPhoneを使うのは初めてなんですが、iPadと同じく、わかりやすくて使い勝手がいいですね。スマートフォン初心者の方にはおススメだと思います。

電池の持ちも悪くないですし、何より、auはLTEの通信速度が速くて快適です。

他方で、ソフトバンクの携帯はAQUOS Phoneだったんですが、こちらは操作性はよかったものの、最近まで原因不明の再起動に見舞われていました。
携帯を操作していると、勝手に再起動するわけですが、これが一日に何回も起きていて、本当にまいっていました。ただ、つい先日アップデート対応したおかげで、今は再起動しなくなりましたが…。もっと早く対応して欲しかったのですが。

ここ2年間くらいは買い換えずにやっていこうと思います。

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2013年9月26日 | コメント/トラックバック(0) |

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docomoからiPhone発売?

SIMフリーiPhone5 香港版 16GB ホワイト【新品】【OCN モバイル ONE ナノSIM付き】暑かった夏も終わり、少しずつ涼しくなってきました。

9月といえば、アップル社の新作発表があるわけですが、このニュースに先立って、ドコモがとうとうiPhoneを取り扱うのでは?というニュースが昨日報道されました。

iPhoneはもともと、ソフトバンクのみが取り扱っていて、その後にauも取り扱うようになったんですが、iPhoneが使いたいからという理由でドコモからソフトバンク、auにキャリア替えしたり、携帯を2台もつ人が私のまわりにも複数いました。

 私自身は、iPhoneをいまだに使ったことがないので、何がどういいのかわかりませんが、iPhoneの新型が発売されたら、今持っているauのGALAXY SⅡの機種変更をしようかと思っています。

 今まで何度も悩みながらもiPhoneへの機種変更を先延ばしにし続けたわけですが、今度こそという感じですかね。電池が長持ちになれば、迷わず機種変更するかなと思います。

 アップル社の発表は現地時間で9月10日らしいですが、今から楽しみですね。


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2013年9月7日 | コメント/トラックバック(0) |

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