69期の2回試験結果
いつの間にか12月に入っており、今年もあとわずかですね。
この時期は、司法修習生にとって2回試験の合格発表があり、ドキドキしている修習生が多いところです。
そんな中、数日前に69期の2回試験合格発表があったようで、今年は54名が不合格とのことでした。
不合格率は3%程度なんですが、油断ならないのが2回試験です。そもそも、2回試験は司法試験に合格した司法修習生が司法研修所卒業のために受験するものであり、母体が司法試験合格者なので、いわゆる「記念受験」が皆無だからです。
ここ数年はもっと不合格率は低かったと思いますが、今年は民事弁護科目が難しかったようですね。94条2項類推の主張をおとした方は厳しい結果となったときいています。
ちなみに、私は61期ですが、私のときは不合格者が100人以上という恐ろしいときで、この年は検察科目で大量に不合格者が出たようでした(ちなみに、2回試験は民事裁判、刑事裁判、民事弁護、刑事弁護、検察、の5科目で構成されていますが、1科目でも落第点がつくと不合格となります。)。62期以降は一気に不合格者数は減っていたんですけども。
不合格になると1年待って、再び試験を受けることになるわけですが、これってどうにかならないのかなと合格発表の時期にいつも思ってしまいます。
昔は、2回試験に不合格だった修習生を対象に、再試験を速やかに行っていたようなんですが、どうしてなくなっちゃったんでしょう?
そもそも、ロースクール2年又は3年、人によってはロースクール卒業後司法試験に合格するまでの間の司法浪人時代、司法試験に合格してからの1年間の司法修習期間(昔は国から給料が払われていましたが、現在は貸与制になってます。)という数年間にわたって仕事ができず、借金をし続ける修習生が多い中で、「2回試験に不合格なのでまた1年」というのはなかなか厳しいものがあると思うんですが、世間の評価はどうなんでしょうかね。
いずれにせよ、今回、不合格となった修習生には、「この経験を活かしてやる」という意気込みで頑張って欲しいと思います。
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2016年12月15日 | コメント/トラックバック(0) |
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大阪のホテル
数カ月前から、月に少なくとも2回のペースで大阪出張を繰り返しています。
今日も(昨日から)大阪出張でして、仕事が一段落ついたので、このブログを東横インで書いています。
大阪出張するたびに思うのですが、まだまだ大阪のホテルは予約しづらい状況が続いていますね。
もともと大阪のホテルは多くない上に、海外からの観光客が増加しているという事情があるそうです。
で、ホテルは、やはり安くて便利なところから埋まっていくようでして、当日に予約しようとしても、お値段の高いホテル(例えば、リッツ・カールトンやウェスティン、ヒルトン、セントレジス等)か、安いけど交通の便がイマイチなところにあるホテルしか空いていないことが多いです。
昨日も私は当日予約ですが、東横イン東梅田店が空いていたのはけっこう奇跡的といえます(笑)。
ホテルについて言えば、私はできるだけいろいろところに泊まってみたいという願望があります。気分転換になりますし、いろんなホテルを体験できるのは楽しいですからね。
でもですね、やはり、値段が重要なわけですよ、値段が。出張で一人で泊まるだけなのに、かつ、チェックインの時間も遅いのに(仕事の都合で)、高いところには泊まるのはもったいないという気持ちが強いんですね。
そんな私の味方は、東横イン、アパホテル、ドーミーインですね。この3つの中では、ドーミーインがイチオシですが、他の2つより少し値段が高い傾向にあります(ちなみに、いつもブッキングドットコムで予約するのですが、空き状況や曜日によって各ホテルの値段が異なります)。他方で、アパホテルは、ちょっと部屋が狭すぎる感があります(あくまで私の所感ですが、なんとなく寛げないのです。)。
ということで、無難なのは東横インというのが最近の私の考えです。東梅田店が大阪事務所から一番近いというのもありますけど。
そして、ちょっと贅沢したいとき、上記3つのホテルが空いていないときには、ホテル阪神をよく利用します。ここは、部屋が広くて、ホテル自体がリッチな感じがするのに、けっこうリーズナブルなんですよ(曜日によりますが、1万円以下で泊まれることが多いです。)。しかも、けっこう空室があったりして、当日の予約もよくできますので、重宝しています。場所が福島駅前で、事務所から少し遠いことだけがネックですが。
ということで、大阪にリーズナブルな値段で、かつ、ゆったり泊まりたいという方にはホテル阪神をすすめたいと思います。
そして、もう少し値段を出してもよいという方には、ホテル日航大阪をすすめます。心斎橋の大丸百貨店真ん前という素晴らしい立地の上に、ホテルも豪華ですので。私は、ホテル難民になりかけていたときに、1回だけ泊まりましたが、すごく寛げました。そのときの値段は朝食付きで1万7000~1万8000円くらいでお高めでしたけど、その価値はあると思います。
以前は、安いホテルが空いていなければネットカフェに泊まるという選択をしていましたが、歳のせいか、最近はネットカフェに泊まると疲れがとれないので、できるだけホテルに泊まるようにしています。
それでは、おやすみなさい。
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2016年8月30日 | コメント/トラックバック(0) |
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2016年麻布十番納涼祭り
昨日、ブログを更新したばかりですが、交通事故案件の控訴理由書案の起案が一段落ついたので、気分転換に連日のブログ更新です。
さて、タイトルにもありますが、今年も麻布十番祭りが開催されます。日程は、8月26日、27日の2日間。私自身、麻布十番に住み始めてはや7年半が経過しましたが、その間、東北大震災の影響で中止されていた期間を除き、ほぼ毎年参加してきました。参加といっても、屋台を見まわるだけなんですけどね、しかも少しだけ。というのも、私は、基本的に混雑しているところが苦手でして、麻布十番祭りの混雑度合いは半端ないので(2日間の来場者数は数万人とのことです。)。
東北大震災によって中止される前は、今と違って、屋台の出店数が格段に多かったと記憶しています。東北大震災後に再び開催されるようになってからは、屋台の出店数が減っていて、ちょっとつまらなくなったかなと個人的に感じているところですが、それでも十分な屋台数でして、麻布十番にあるいろんなお店の料理を手軽に楽しめるので、一度は参加してみて欲しいと思っています。
祭りといえば、マニアックですが、私の地元の京都市山科区でも毎年8月22日、23日に四ノ宮祭りが実施され、四ノ宮駅と山科駅の間の旧三条通(だったと思います。)が屋台でいっぱいになります。
こちらもかなり大きな祭りですので、興味のある方は是非。
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2016年8月26日 | コメント/トラックバック(0) |
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女子レスリングが今熱い!!
リオ五輪をリアルタイムで視聴していて夜更かししている方が多いのではないでしょうか。私も夜更かしが続いておりますが、理由はリオ五輪ではなくてたまった仕事(起案)であることが寂しいところです。
ここ数日、遺留分減殺請求案件の起案にかかりきりになっていて、なんとか今日、明日中に完成できるかなと目処が立ってきたところです。
司法試験では親族・相続法が論文試験に出題されることはほぼないので、私は受験生のときには択一対策の勉強しかしていなかったのですが(多くの司法試験受験生もそうだと思います。)、弁護士になってから頻繁に家事事件を担当するようになって、「もっとちゃんと勉強しとけばよかった。」と反省しつつある今日このごろです。家事事件、けっこう奥が深いです。
さて、夜中に一人で起案していると、ふと息抜きにヤフーのトップニュースを見てしまうわけですけども、今まさに女子レスリングが盛り上がっていますね。もうすぐ、吉田沙保里選手が決勝戦に臨むわけですが、4連覇して欲しいと心から祈っています。
レスリングといえば、ちょっと古いのですが、オリンピック3連覇を成し遂げて「霊長類最強の男」と呼ばれたアレクサンドル・カレリン選手が有名ですね。「カレリンズ・リフト」という強烈な技を繰り出す無敵の選手でした。
しかし、吉田沙保里選手はカレリンも成し遂げることができなかった4連覇に挑むわけで、本当にすごいです。
で、ニュースを見ていて今更ながらに気づいたのですが、吉田選手にかぎらず、日本の女子レスリング選手ってみんなすごいんですよね。あんなにたくさんメダルをとるわけですから。特に、伊調馨選手なんて、既にオリンピック4連覇を達成していますし。
オリンピックで好きな競技は?と問われたら、迷わず「柔道」と答えていた私ですが、今後はレスリングも好きになりそうです。
それでは、息抜き完了ということで、そろそろ仕事に戻ります(笑)。
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2016年8月19日 | コメント/トラックバック(0) |
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私の趣味は?
今日は起案がたまっているので事務所に出勤しています。休憩をかねて、ブログ書こうと思いまして。
そういえば、依頼者さんから、「土日は何されているんですか?」という質問をよく受けるのですが、従前はだいたい各地の警察署に接見にいくか、事務所に来て起案するかのどちらかでしたので、「だいたい仕事です。」なんて素っ気なく答えていました。
でも、最近になって時間をとれるようになってきたので、休日出勤する回数が減りつつあります。で、それでは休日に何をしているのか?というと、自宅や喫茶店で読書していることが多いです。もともと、読書はそんなに好きではなかったのですが、弁護士になってから移動時間の合間に小説を読むようになり、読書にはまりつつあります。
これまでにもこのブログでいくつか言及してきましたが、浅田次郎さんや中村文則さん、誉田哲也さん、村上春樹さんの小説は大好きです。これに加えるなら、白河三兎さんの小説も好きになってきました(「十五歳の課外授業」集英社文庫、「プールの底に眠る」講談社文庫、「私を知らないで」集英社文庫の3冊を読みましたが、どれも魅力的な内容でした。)。
ということで、私の趣味は?と問われたら、「読書です。」と答えるのが一番しっくりきますね。
でもですね、それだと、なんとなくつまらないような気がしてまして…。もともと、外に出るようなアクティブな趣味を持てたらなぁとも感じているところであり、車を買ってドライブに行くことに憧れた時期がありました。ですが、駐車場代が高いので、これは我慢するしかない(東京都心部の駐車場代は月額5万円以上するのがザラですね。)。
かといって、スポーツは?と言われても、体力に自信がない…。その他、最近、早稲田大学の女子学生が最年少でエベレストに登頂したというニュースを見て、山登りもいいかも?なんて思いましたが、夢枕獏さんの小説「エヴェレスト 神々の山嶺」(角川文庫)を読んで、「こりぁ、無理だわ。山ナメたらあかん。」と思って断念。
というわけで、車に代わるものとして、バイクに興味を抱きつつある今日このごろです。バイクなら駐車場代も安いですし、体力の心配もいらないですしね。
実は、私は司法修習生のときまでバイクに乗っておりまして(ゼファー1100に乗ってました)、大型自動二輪免許を持っているのです。でも、山口修習で、東京や大阪に就職活動に行くたびに旅費がかかって金欠となり、旅費を補うために泣く泣くバイクを手放し、それ以来、バイクに乗らずに今日に至っております。
では、これから乗るなら、何のバイクがいいか?というと、やはり、憧れるのは誰もが知っているバイクの王様「ハーレーダビッドソン」でしょうか。ハーレーは、日本で最も認知度の高いバイクといえますしね。
でもですね、私は天邪鬼的な性格なので、あまり有名なバイクには乗りたくないという気持ちも一方であるわけです。
で、ちょっと気になっていたバイクは、ホンダのゴールドウイングF6Cという水平対向エンジンを積んだものでした。
お値段約200万円というだけあって、唯一無二のバイクといえます。1800CCの水平対向エンジン積んでるバイクなんて他にないですからね。
が、これは完全受注モデルで、かつ、今年で生産終了となっており、今年の5月までに発注しないともう新車では手に入らないということが判明。
また、乗り心地についてネットで調べてみると、バイクではなく車に乗っているような感覚らしく、ちょっと面白みに欠けるような感じが…。
上記のような思考の過程を経て、今は、インディアンというちょっとマニアックなメーカーのバイクがほしいと思うようになりました。これ、ぱっと見た感じはハーレーダビッドソンと似ていますが(どちらも米国製なので当然かもしれませんが)、驚くべきことに、ハーレーよりも高級路線のバイクであります(価格帯が全般的にハーレーよりも高い)。バイクマニアな方は知っているメーカーなんですけどね。
私が一番欲しいのは、スプリングフィールドというバイクですが、お値段は300万円オーバー。バイクで300万円って…、さすがに手が出ないですな。次に欲しいのは、チーフクラシックというバイクですが、これも250万円オーバー。
う~ん、車買えるやんっていうツッコミが可能な値段ですね。でも、東京にあるインディアンのディーラーを訪れて実物を見てきたのですが、高いだけあって、造りがしっかりしているし、エンジン(1800CCオーバーの空冷エンジン)も美しかったので、妥当な価格なのかもしれません。
このように自分の新たな趣味を発見すべく、日々悩んでいるわけですが、まずはお金を貯めることが最優先という結論に至り、また、しばらく様子見ということになりました(笑)。まぁ、欲しくて我慢できなくなったら、ローン組むかもしれませんけど。
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2016年8月7日 | コメント/トラックバック(0) |
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尾てい骨に異変が…
一昨日くらいから尾てい骨に違和感がありました。
でも、我慢できるくらいだったので、気にせずにおりましたが、時間が経つにつれて痛みが増してきており、今は、椅子に座ると辛いレベルにあります。
おそらく、発症した理由として考えられるのは、日々のデスクワークに加えて、最近増えた大阪への出張、都内の警察署への接見で移動時間中に電車内で長時間座っているからだと思います。
ネットで「尾てい骨 痛み」で検索するといろいろとサイトが出てきますが(尾てい骨の痛みに悩まされている方はけっこう多いんでしょうかね。)、尾てい骨のズレ、筋肉の異常なんかが原因らしく、本当に困っています。
弁護士業って、起案も打ち合わせも接見も期日での行動も座ってやるものですから。
尾てい骨痛で悩んでいる同業者がけっこういてもおかしくないと思いますけど、どうなんでしょう?特に、裁判官は弁護士、検察官よりも座っている時間が長いはずで、尾てい骨痛で悩んでいる人がたくさんいそうな気がするんですが…。
今のところ、座っているときには前傾姿勢をとることで尾てい骨への負担を軽減し、なんとかしのいでおりますが、このまま痛みが続くようであれば、整形外科に行こうかなと思っています。
もしかしたら、長期休暇をとらざるを得なくなるのではと戦々恐々としていますが、前向きに頑張ります。
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2016年5月20日 | コメント/トラックバック(0) |
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平成28年度司法試験
ちょっとしたニュースで見たのですが、今日が司法試験の最終日だったようです。
今年の司法試験は出願者数が7730人、受験者予定者数が7644人ということだったらしく、去年(出願者数が9072人、受験者数8016人)とくらべて随分減ったなという印象があります。
仮に、実受験者数が7000人、合格者数が1800人と仮定すると、合格率は25.7%ということになりますね。法科大学院入学者数が毎年減少し続けているので仕方ないのかもしれませんが、法曹界を志望する人が年々減っていくのはやはり悲しいものがあります。
以前にもブログで言及したと思いますが、まずは、司法修習期間中は貸与制ではなく給費制に戻すのが大事だと思います。
さて、ここ数年の出題傾向はよく知らないのですが、某予備校の速報を見ると、憲法は、ざっくり言って「性犯罪者にGPSをつけて監視することを認める法令の違憲性を論じさせる」というものだったようです。
これって、以前に話題になったアメリカのメーガン法(性犯罪者の情報を公開する法)(ウィキペディアだと「ミーガン法」となっていますが、どっちが正確なんでしょうね。)と似ていますね。確か、旧司法試験(もしかしたら、どこかのロースクールの入学試験かも?)でメーガン法を題材にした似たような問題が出題されていたと思いますが、けっこう書きやすい問題だったのではと思います。
本問で外していけないのは、性犯罪者のプライバシー権でしょう。憲法13条からプライバシー権を導き出し、違憲審査基準を定立して論じることが必要で、これを外すと(プライバシー権に一切触れないと)、合格点には到底届かないような気がします。多くの受験生が気づいて論じる点はしっかり論じるべきというのが鉄則でしょう。ほかにも何らかの人権が問題となりそうですが、すぐに頭に思い浮かばないので(笑)、あえて触れません。
行政法は、全く自信がないので、一切触れません(笑)。
ということで、民事系、刑事系でどんな問題が出題されたのかも気になりますが、今日はこのへんで。
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2016年5月15日 | コメント/トラックバック(0) |
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GWはどこに行こうかな?
世間は本日からゴールデンウィークに突入しましたね。5月2日は当事務所もお休みにして、みんなにゴールデンウィークを堪能してもらうことにしました。
ということで、私もゆっくり過ごそうかと思いましたが、仕事がたくさんたまっているという現実があり、結局、事務所に出勤しているという状態です。
実際には、これといった趣味がなく(読書は好きですけど)、家にいても手持ち無沙汰になるということもありますが。
でもですね、せっかくのゴールデンウィークなので、せめて1日くらいはどこかに行ってみようかという気持ちももっています。5月2日に仕事で大阪に出張する予定なんですが、翌3日は今のところ、予定が入っておらず、この機会に大阪近辺をふらっと旅してみたいという欲求があります。
関西で観光といえば、京都、奈良の寺社仏閣を思い浮かべる人が多いのではと思いますが(私の偏見ですけども)、京都出身の私は、友人の観光案内で京都の有名な寺社をほとんどまわっておりまして(しかも、複数回。例えば、清水寺には10回くらい行ったことがあります。)…。
ちなみに、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、未だに行ったことがなく、行ってみたい気持ちがあるんですけど、さすがに、35歳の男一人で入るのは勇気が必要で、今回は却下です(笑)。
ということで、目指すは奈良となりそうですが、洛南高校時代に勉強合宿をした高野山にも久々に行ってみたいと思ったり、また、世界遺産になった熊野古道にも興味があります。あとは、大阪の堺市にある日本最大の古墳(仁徳天皇陵)もいいですね。最有力候補は、行ったことがない熊野古道でしょうか。
でも、ゴールデンウィーク中なので、有名な観光スポットはどこも混んでるのかもしれませんね。
いずれにせよ、5月3日に仕事のことを気にせずにいられるよう、5月2日までは仕事に集中したいと思います。
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2016年4月30日 | コメント/トラックバック(0) |
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中村文則さんの文庫新作
昨年と異なり、今年度は少しでもブログを更新しようと思っての投稿です。
今週月曜日の夜から関西に入り、火曜日に大阪での業務を終えてその日の最終新幹線で東京に戻ってきました。
今回の出張でも、大阪のホテルが軒並み満室であったことに加え、滋賀県での所用がありましたので、南草津駅前にあるホテルに泊まりました。
お値段は、深夜にチェックインしたということもあってお値引きしてもらい、一泊6500円。室内がけっこう綺麗だったことを踏まえると、まぁまぁかなと。できれば、5000円以下であって欲しいのが願いですけど、駅前の好立地なので仕方ないですね。大阪までJR一本で移動できるので、利便性も良いですし。
ちなみに、ちょっと奮発して大津プリンスホテルへの宿泊も検討したんですが、こちらは確か、一泊2万円オーバーでしたので、諦めました(笑)。
さて、そんな出張の移動の合間、ホテルでの休息の合間に、中村文則さんが書いた「去年の冬、君と別れ」(幻冬舎文庫)を読みました。文庫化されたのが最近でして、少し前に購入したのですが、なかなか読む時間をとれず、しばらく置いたままにしてました。
内容については、他の作品同様に独特の表現があって面白く、さらに、結末も予想外で楽しませてもらいました。
もっとも、中村文則さんの作品は、なんというか、ちょっと癖があるので、好き嫌いがはっきり分かれるのではないかと思います。私は大好きなんですけどね。今回の作品は、個人的には、「教団X」(集英社)よりも面白いと感じました。
それから、最近、池上彰さんが書いた「世界を動かす巨人たち<政治家編>」(集英社新書)も読みました。こちらは、中村さんの文庫と違って、さらっと流し読みができるくらい、わかりやすく書かれています。
ロシアのプーチン大統領を筆頭に、中国の習近平、アメリカのヒラリー・クリントンら著名な政治家6人についての読み物で、世界情勢に関する教養を深めるにはもってこいの本ですね。
私はこれまでに池上彰さんの書いた本をけっこう読んでるんですけど、どれも本当にわかりやすく書かれています。ここまでわかりやすく、また、面白く書けるのはすごいことだと思います。
ということで、政治や世界情勢等に興味のある方には、入門編として、池上彰さんの著作をおすすめします。
今日はこのへんで。
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2016年4月28日 | コメント/トラックバック(0) |
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最近の弁護士の就職状況って?
珍しく、短い頻度で更新します。
法曹人口拡大という方針のもとに、新司法試験になってから合格者数が増えたのは周知の事実です。
参考までに、新司法試験開始以降の合格者数は以下の通りです(旧司法試験と併存していた時期(特に平成18年)は当然、新司法試験の合格者は少なめですね)。
平成18年 1009人
平成19年 1851人
平成20年 2065人
平成21年 2043人
平成22年 2074人
平成23年 2063人
平成24年 2102人
平成25年 2049人
平成26年 1810人
平成27年 1850人
上記の通り、平成26年、平成27年の直近2年間では、合格者数が2000人台から1800人台に減りました。とはいっても、旧司法試験では、最大時で合格者は1500人くらいでしたから、そのときと比べると、まだまだ合格者数は多いといえます。そうすると、相変わらず、新人弁護士の就職難は続いているのかなと思えるところです。
ですが、従前と比べると、最近の弁護士の就職状況はよくなっているとの噂を最近耳にしました。本当のところはどうかわかりませんが、本当だとすれば、やはり2年連続で合格者数を少なくしたからでしょうか。もしくは、弁護士業界全体の景気?がよく、求人が増えたからでしょうか。ほかに考えられる理由として、企業や官公庁の弁護士求人が増えたということもあるかもしれません。
いずれにせよ、弁護士の就職難が解消されつつあるということであれば、弁護士を志す人がもっと増えると思いますので、法曹業界にとって望ましいことですね。あとは、司法修習の貸与制を廃止すれば、さらに法曹志望者が増えると思うんですけども。なお、私は、「司法試験に合格さえすれば、全員就職できて然るべき」とは考えていません。そんな待遇が保証されている業界はどこにもありませんので。そうではなくて、従前の就職難が少し度を過ぎていたかなと思う次第です。
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2016年4月23日 | コメント/トラックバック(0) |
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