読書で気分転換。

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最近、複数の刑事事件を抱えていて移動時間が多くなっています。でも、その分、移動中の時間を利用して本を読み、気分転換をはかることができています。

ここ最近で読んだ本の中では、サイバーエージェントの社長である藤田晋さん著の「渋谷で働く社長の告白」(幻冬社文庫)がダントツでよかったです。会社立ち上げ当初の悩みや失敗をリアルに描いてあり、事務所運営にあたって参考になることもたくさん書いてありました。
藤田晋社長は1週間110時間労働を実際にこなしていたというのですから、すごいの一言につきます。法律事務所と株式会社を同視することはできませんが、社会の需要をうまく捉えて限りなく努力することはいかなる事業でも重要であり、成功の秘訣かと思います。藤田晋社長の働きぶりに比べれば、私はまだまだ甘いですね。そろそろ事務所に寝袋を用意して泊まれるようにしようと計画中です。

他には、今さらな感がありますが、綿矢りさ著の「蹴りたい背中」(河出文庫)を読みました。芥川賞最年少受賞で話題になった作品です。こちらについては、率直にいうと、やや物足りない終わり方で、なんともコメントしづらいところです(実は、この物足りなさがいいんですかね‥。)個人的にはもうちょっと物語の続きを読んでみたいという気になりました。でも、各描写にはすごく深みがあって、19歳で書いたとは思えない出来ですね。著者は天才だと思います。

こんな調子で、今後もこまめに読書を続けたいです。









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