小学校で初談話

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 昨日、ある教師の方のご縁により、小学4年生を対象に、弁護士の仕事についてお話してきました。
 小学校に足を踏み入れるのは何年ぶりだろう?と思いながら、また、小学4年生ってどのくらいの理解力なんだろう?、どのくらい噛みくだいて話したら伝わるだろう?なんて考えながら、いざ講演本番を迎えました。

 こういうふうにお話するのは初めてなので、実は裁判よりも緊張して臨んだのですが(笑)、意外にも、話を聞いてくれた小学生のみんなが礼儀正しく、また、いろいろと質問してくれたおかげであっという間に45分間が過ぎてしまい、気づいたら終了時間となっていました。
 小学生からの質問を受けることで、小学生が弁護士という職業について抱いているイメージがなんとなくわかった気がします。テレビドラマを通じて裁判や弁護士を知っているという子がほとんどでしたので、その子たちにとっても、実際に弁護士である私や一緒に行った弊所の弁護士と話すことはよい経験になったんじゃないかと思っています。
 それにしても、本当に楽しい時間でした。私やもう一人の弁護士の話を聞いてくれた小学生の中で、一人でも弁護士を志してくれたら嬉しいですね。

 なお、小学生からの質問の中に「弁護士に必要な能力とは?」「弁護士に向いている人ってどんな人?}という質問がありました。もう一人の弁護士は、依頼者さんの話を聞いたり、ちゃんと助言しないといけないのでコミュニケーション能力が必要だし、裁判所に書面を提出したりするのでライティング能力も必要、あとはやる気・諦めない気持ちと回答していました。模範解答ですね。
 一方、私は、その回答が出た後に答えることになったのですが、とっさに「嫌なことをすぐに忘れることができる人、切り替えの早い人が弁護士に向いている」と回答しました。
 弁護士をやっていれば、嫌な思いや悔しい思いをすることは多々あるわけですが(弁護士に限ったものではありませんけども)、それを引きずることなく気持ちを切り替えて仕事ができる人、要するにメンタル的にタフな人は弁護士、特に一般民事を主として取り扱う弁護士に向いているんじゃないかと個人的には思っていまして、そのとおりに答えた次第です。実際に、弁護士は複数の事件を同時並行で抱えていますので、いちいち凹んでいると仕事が進みませんしね。我ながら、けっこう的を得た回答ではないかと思っているのですが、どうでしょうか。他の弁護士の皆様のご意見も聞いてみたいところですね。

 
 

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