「検察」~破綻した捜査モデル~を読みました。


 最近(というかずっとですが…)接見のための移動が多くて、移動時間中にたくさん本を読める環境です。

 最近では、村山治さん著「検察: 破綻した捜査モデル」(新潮新書)を買って読みました。今年の8月に発売されたばかりの本で著者は検察取材の第一人者といってもいい人物です。
 それだけに、検察内部の事情や取調べ中心の捜査の限界について書かれており、特に特捜部絡みの話は読んでいて面白いです。アマゾンの書評なんかだと、「検察の言い分を受け入れた本」、「検察擁護の本」なんていう厳しいレビューがつけられていますが、私には検察官側の意見もしっかり取り上げた中立的な本だと感じました。小沢事件等について深い記載がされているわけではありませんが、だからこそ、スラスラ読めて法律を知らない人でも理解しやすいのだと思います。
 検察官の出世や年収についても記載されていますが、ここは世間が一番気になるところでしょうから(笑)、もう少し掘り下げて書いて欲しかったですね。
 あと、検察によるマスコミへのリークについても記載がありますが(著者は一定の範囲で賛成)、ここは読んでいて違和感があり、著者の考えには賛同できませんでした。
 お時間のある方、検察志望の修習生は一読されてみては?


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