経験弁護士はどうやって募集する?
最近、知り合いの某先生から久々に御連絡をいただきまして、「経験弁護士ってどうやって募集してますか?」との質問を受けました。
その先生の話では、最もオーソドックスな日弁連のサイト(ひまわり求人・求職ナビ)を利用して経験弁護士を募集しているようですが、全然応募がないとのことでした。
確かに、私の事務所もひまわり求人・求職ナビで新人弁護士、経験弁護士ともに募集していましたが、新人弁護士の応募はたくさんあっても、経験弁護士の応募は少ないというのが実感です(なお、ここでいう経験弁護士とは、勤務経験1年未満の弁護士は含めていません)。経験弁護士の応募は1年間に2~3人程度だったと記憶しています。
これってどうしてなんでしょうかね? ある程度の経験をお持ちの弁護士の方々は、前の事務所を辞めて独立することが多いからでしょうか。それとも、派閥や委員会活動で知り合った先生の事務所に移籍することが多いんでしょうか。
もしかしたら、私の事務所だけが魅力に乏しくて、他の事務所にはたくさん応募があるのかも…なんて考えたりします。
インターネットで調べてみると、日弁連のサイト以外に、転職業者のサイトや自己のホームページ上における求人特設サイトで弁護士を募集しているのをよく見かけますが、新人弁護士はともかくとして、経験弁護士は応募してくるのでしょうか。
(実は、過去に転職業者のサイトに登録して求人をかけたところ、経験弁護士1名を紹介されたことがあります。その先生とはご縁がなかったのですが、その後は紹介がなくなりました。どうしてなんだろう…。)
弁護士業界は、他の業界に比べて転職率が高いと私は思っていて(特に、ボス弁1名、イソ弁1名の個人事務所においては、ボス弁と性格が合わないとそのまま在職し続けることはとても難しく、遅かれ早かれ転職やむなしの事態に陥ります。)、もっと、経験弁護士の応募があってもいいはずなのに…と疑問に思っています。
募集する側からすれば、新人を採用して育て上げるよりも、最初からそれなりの経験をもった方を採用した方が効率的であると考えるのが一般的で、経験弁護士は売り手市場なのかもしれません。
2017年3月6日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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