ブラック企業ビジネス


 今日は午前10時から東京地裁立川支部で口頭弁論、16時からさいたま地裁で弁論準備手続がありました。
いったん事務所に戻ろうかと思いましたが、事務所に戻っても2時間半くらいしか仕事できないと思い、立川から浦和に直行しました。
 立川から浦和までは、西国分寺駅まで中央線、西国分寺から南浦和駅まで武蔵野線、南浦和駅から浦和駅まで京浜東北線で一駅という感じで意外にアクセスがよいのです。

 で、少し時間があったので、本屋さんに立ち寄り、今野晴貴さんの著書「ブラック企業ビジネス」(朝日新聞出版)が目にとまって、衝動買いしてしまいました。今野さんのブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)という本は以前に発売され、読了していますが、今回発売された「ブラック企業ビジネス」はそのタイトル通り、ブラック企業そのものではなく、同企業につく弁護士や社労士に焦点をあてて論じられています。

 上記の本で印象的だったのは、会社が労働者に対する嫌がらせで、数千万単位の高額の損害賠償を求める訴訟を仕掛けてくることがあるとの点であり(いわゆる「スラップ訴訟」。)、私も実際に担当したことが2~3度ありますので、「確かになぁ」と妙に納得しました(もちろん、労働者側につきましたよ。)。例えば、履歴書の学歴に虚偽があり、その虚偽がなければ雇っていなかったとして、在職中に支払った賃金全額(2000万弱)を不当利得として返還請求してきた事案なんかがそうですね。
 上記のような訴訟を提起するぞと脅されれば、大抵の労働者は、怖くなって会社に意見できなくなったり、辞めたくても辞められないという状況に陥ることでしょう。

 アメリカのカリフォルニア州では、スラップ訴訟対策として「反スラップ法」なるものがあるそうですが、我が国でも同内容の法律が必要になる日がくるかもしれません。




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