弁護士にとって怖いことは何だろう?
ふと、弁護士が恐れることって何だろうって考えてみた。
よく言われるのは、裁判の相手方から逆恨みされて攻撃されること、裁判に負けたときに依頼者から恨まれて攻撃されることですかね。
でも,僕の場合、全然気にならないです。弁護士になった以上、このようなトラブルに巻き込まれる可能性があることは覚悟してるのとこれまでにそういう目にあったことがないから実感がわかないんで。そもそも、依頼者には事前にちゃんと説明していて必死にやっていれば恨まれたりしないだろうって思ってますし。
むしろ、事件処理にあたって、気づかないうちに大きなミスをしてしまうことがあるんじゃないかって思うと、こっちの方がよっぽど怖いですね。そのミスは依頼者の事件の帰趨に反映されること、取り返しのつかない事態に至る可能性があることなんかを踏まえるとホントに怖い。まだまだ自分に自信がないです。
昔、ある先生から、弁護士になって10年経ってようやく自信が持てたって聞いたことがありますが、すごく納得です。自信をつけるには、とにかく怠けずに自己研鑽を続けて経験を積むしかないですね。
あと、忘れちゃいけないのが受任した事件について、放置して消滅時効にかけてしまうことです。忙しいとき、気が緩んでるときなんかに起こりそうで怖いです。
他には、仕事がこなくなることですかね。これって、弁護士数大幅増員中の今、多くの弁護士さんが不安に思ってると思います。大幅増員⇒競争激化⇒仕事減少⇒生計維持できなくなる?っていうことがホントに起きるのか、今はまだ分かりません。既に弁護士登録抹消した若手の人が何人もいるって聞いたことがありますが、真相はわからず。でも,年々、新人弁護士の採用状況が悪化してきているのは間違いないです。
確かに考え出すと怖いですが、僕の場合、今やれることは一生懸命に仕事して一つ一つ依頼者の信頼を得ていくこと、信頼を通じて人脈を広げていくことしかないです。もしものときは、そうなったときに考えます(^◇^;)
2011年10月25日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:仕事