外国人の刑事事件


国選弁護では、外国人の刑事事件を担当することがけっこうあります。当然のことながら、国籍は多岐にわたり、言語もいろいろですので、通訳さんと一緒に接見にいくわけですが、外国人事件特有の大変さがいくつかあります。

まず、接見に行くにあたって通訳さんとの予定調整が必要になりますので、日本人の事件と違って、自分の都合だけで自由に接見に行けませんし、被疑者の方から接見要望が出てもすぐに対応できない場合があります。それから、文化の違いからか、法律自体(刑法、特別刑法)に納得していない人もいますので、そのときにはそこから説明していくことが必要になったりします。ここで、納得してもらうのがなかなか難しかったりするんですね。
あとは、外国人事件では在留資格との関係も問題になり、外国人の方もこのまま日本にいられるのかという点について一番心配することが多いので、その点もしっかり調べて説明しないといけません。僕の場合、入管に収容された後の手続についてもよく説明しています。
これとの関係で、強制退去となった場合には、荷物等はどうなるのか、借りてたアパートはどうなるのか、いつ日本に再入国できるのかといった質問もあり、全てに対応するのはかなり大変なときもあります。

以上のような大変さはありますが、その分やりがいは大きいですね。もし自分が外国に行って逮捕された場合、知らないことだらけで極めて不安になると思いますし、ちゃんと説明してくれる弁護人の存在は唯一の心の支えでしょうから。少しでも、不安がやわらぐように今後も頑張りたいですね。

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