債務整理案件における業者の重要性


私が属している事務所では、多数の債務整理事件を取り扱ってます。労働事件、刑事事件と並んで、債務整理が多いです。

で、一概には言えませんが、一般論として、10年くらい前から借り入れを繰り返している場合には、引き直し計算をした場合、過払金(払いすぎたお金)が発生することが多いですね。でも、これだけでは喜べないところでして、何より重要なのは、どこから借りていたのかという点なんです。というのも、ほとんどの消費者金融は、法律事務所による電車広告、ネット広告、テレビCMによる宣伝効果によって、多数の借り手から過払金返還請求を受けており、支払い能力がないところが多いんですね。
ですので、業者によっては、過払金が発生していても、事実上取り戻すことが困難なところがあります。そういうところは、業者から提示される和解案も低額かつ支払日が数ヶ月先になることが多く、やりきれない思いになります。過去に、ある業者の口座を特定して民事執行したことがありますが、差し押さえが競合して、結局、1割も回収できなかったという苦い思い出があり、和解に応じるべきか否か、どの程度の条件であれば応じるべきかは難しい問題です。

よくテレビCMで見かける大手の消費者金融業者であれば、支払能力はまだしばらくは大丈夫でしょうが。

それにしても、どこから借りたかによって過払金返還の額に差が出るというのは、ホント歯がゆいです。なんかいい方法がないか、引き続き考えたいと思います。

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