弁護士に依頼するタイミング

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トラブルに巻き込まれて、弁護士に依頼しようと思ったとき、いつ相談したらいいか、そもそも相談するようなことなのか、皆さんはけっこう悩まれるのではないでしょうか?
最近、電車内で至るところに弁護士の広告が目にとまりますし、インターネットを通じて法律事務所を簡単に検索できますので、法律事務所は以前に比べてかなり身近な存在になったと思うんですが、まだまだ敷居が高いと思われているようです。

でも,相談するタイミングが遅れたことで、本来救えたはずなのに救えなくなることはよくあります。その典型例は、刑事弁護です。日本では、起訴されると、有罪になる確率は99パーセント以上です。そのため、一定の重大犯罪を除いて、いかに起訴されないようにするかが重要です。例えば、被害者と示談交渉したり、身元引受人を探したり、新たな就職先を確保したり‥。ですが、基本的には逮捕されてから最長でも23日以内に起訴されるかどうかが決まりますので、以上のことは23日間以内にやらなければなりません。依頼するタイミングが遅いと、示談交渉等に割ける日数が少なくなってしまうというわけです(´Д` ) これはあくまで一例にすぎません。

ですので、トラブルに巻き込まれたら、早期に法律相談に行くのが無難だと思います。相談するタイミングが早すぎたとしても大丈夫です。弁護士全員に当てはまるものではありませんが、少なくとも私の場合、弁護士が介入する段階でなければその旨伝えて継続相談としますし(相談にいらっしゃった方には、電話などで簡単なアドバイスを無料でしています。先日もこの方法で、私が受任することなく、うまく事件が解決しました。)、そもそも弁護士が依頼を受けても解決できない案件(法律問題でない案件など)ならば、ちゃんと説明して力になれないことをお伝えするようにしています。私と同じような対応をする弁護士もけっこういると思います。ですので、相談するような案件かどうか、いつ相談すべきかで悩まなくてもよくて、不安であれば遠慮なく早期に相談するのがいいと思います(^_^)

また、最近は無料で法律相談や電話相談に対応する事務所が増えてますので、お手軽に利用できると思います。

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コメント

  1. 大学生 より:

    はじめまして。
    たまにブログ拝見させて頂いております。
    先生のような弁護士さんばかりなら、救われる命も多くなるかな~
    なんて思いました。
    少しオーバーですか!?(笑)
    でも、命を救える職業ですよね!
    これからも頑張って下さい。


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