平成24年度国家総合職(法律区分)の論文問題。
平成24年度の国家総合職の法律区分の論文問題を見ました。
年々長文化される傾向にあるようで、今年も昨年同様にそれなりの分量のある事例を読解させる問題でした。
憲法、民法、行政法という3科目は、質・量ともに十分なものであり、教科書を読みこんでるだけでは対応できない問題だと思います。新司法試験向けの演習本で普段から練習しておくことが有益ですね。分量も問題のレベルもちょうどいいでしょう。
問題についてはちらっと見ただけでして詳細に分析していないので、どうこう言うことはできませんが、憲法は北方ジャーナル事件と比較して論じさせるもので普段から判例をしっかりと呼んで事例と判旨を頭に叩き込んでおかないと十分な論述はできないでしょう。
民法は、考えられる請求をすべて挙げさせて論じさせるものであり、これも面白い問題だと思います。どんな請求を挙げて、どれだけの分量で論じればいいのか、多くの受験生が悩んだことだと思います。受験生の評判では、民法が最も難しく、行政法が易しかったようです。原告適格という典型論点が出題されたからでしょうかね。
時間があれば、自分の頭のトレーニングもかねて、時間をかけて問題を分析してみたいと思っている今日この頃です。
2012年6月5日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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