刑事事件の量刑、処分見込み
刑事事件の被疑者からよく聞かれる質問の筆頭として、起訴されるのかどうか、起訴された場合に執行猶予が付されるのかどうか、実刑の場合、どの程度の懲役となるのか等の処分の見込みが挙げられます。
これについては、刑事事件を何件もやってるとある程度の予測が可能ですが、経験が乏しくても、量刑に関する資料、書籍がありますので、それを調べれば予測できます。でも、被疑者ごとに固有の事情があり、千差万別ですので、はっきりとした回答を伝えることは難しいですね。一般論としては、初犯かどうかで情状に大きな差が出ます。また、覚せい剤事犯では、初犯であれば多くの場合、執行猶予が付され、初犯でなければほぼ確実に実刑判決を受けます(ですが、以前罪を犯してから時間的にどの程度の間隔が空いてるのか、どのような生活、交友関係があるのか等の事情ももちろん影響しますので、あくまで一つの目安に過ぎません)。
留置場内ではベテランの方(何度も罪を犯して塀の中と外を行ったり来たりしている被疑者)がいて、被疑者同士で見込みについて話をした際にいろいろ教えてもらえるようですが、それはあくまで一般論にとどまることに注意して欲しいですね。
2011年12月8日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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