給与カットされたらどうする?
最近の不景気な世の中を反映してか、「会社から突然『給料減らします』って言われてどうしたらいいですか?」なんていう類の相談が増えてます。
多くの場合、「納得してないけど仕方ない、会社には逆らえない」なんて考えて我慢する人が多いんじゃないでしょうか? でもですね、例えば、月額1万円くらいの減額なら生活への影響は低いかもしれませんが、これが月額10万円減額っていうレベルになると、これは死活問題ですよね。
こういう場合、何も言えないわけじゃありません。給与は、労働契約で、使用者、労働者の合意で決めたものですから、一方的に減額できず、減額するには労働者の同意が原則として必要です。同意なき減額は原則無効です。
例外として、就業規則(会社のルールを定めたものです)の変更に伴う給与減額の場合、同変更が合理的であること、就業規則が労働者に周知されていること(周知とは、事業所の労働者が見ようと思えば見れる状態にあることをいい、実際に労働者が見て知っていたかどうかは問われません。)という2つの要件を満たせば、同意がなくても減額が有効になります。
以上のことは当然といえば当然ですよね。給料って労働者にとって一番重要っていっても過言じゃないからです。
でも,じゃあ会社から減額を伝えられた場合に、上記の理論を話して解決するかといえばそうじゃないですね。給与減額に反対したら、「だったら辞めろ」と言われることも多く、ひどいときには解雇されたりするんで。どう対応すべきかは、難しいところでして、一概には言えません。会社の経営状況、社長、上司の性格、労働者の置かれている状況などによって、取るべき対応は異なってきます。
こういうときは、どういう対応、法的手段をとるべきか、無料法律相談や無料電話相談なんかで尋ねるのがよいと思います。
今日は、このへんにして、これから準備書面作成します(; ̄O ̄)
2011年10月3日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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