資格試験、公務員試験の勉強法(続き)
先日、資格試験等の勉強法について私なりに思うところを書きました(前回の記事:資格試験、公務員試験等の勉強法)。勉強法といっても、人それぞれ置かれている状況が違いますし、性格も異なるわけですので、僕のオススメする勉強法が万人にうけるとは思ってません。
でも、やっぱり多くの人にとって役に立つんじゃないかとも思ったり‥。
今日は、前回の記事にちょっと補足しておきたいと思います。
資格試験、公務員試験は択一式(多肢選択式)と論文式があります。このうち択一式試験に合格するには、択一過去問をひたすら繰り返して正答率をあげることで大丈夫であることは前回の通りです。ほかに必要なことは、本番さながらの実践感覚を養うために予備校の模擬試験を何度か受験すればよいと思います。強制的に時間内で解くことになる点で模試は有用でしょう。ただし、模擬試験はオリジナルな問題を組み込みますので、時折マニアックな問題が含まれてます。そういう問題については、間違えても気にしないことが必要です。せっかく模試を受けたわけですから、復習くらいはすべきでしょうけど。ほかには、法律択一試験であれば、最新判例をチェックすれば十分かと。
他方で論文式試験、とりわけ法律論文試験については、過去問と同じテキストをひたすら繰り返すことが効果的であることは前回の通りですが、注意しないといけないのは、ダラダラとやらないことです。論文式試験では、真っ白な答案に一から書き起こしていくわけですから、暗記のレベルは、見て思い出せば足りるレベルの択一式とは異なり、正確に書けるレベルじゃないといけません。でも、法律は覚えるべき分量が膨大で、テキストを一周する頃には最初にやったことを忘れてるなんてことがよくあります。これをできるだけ防いで、知識を確実に暗記するには、テキストの回転速度をひたすら上げるのがいいかと思います。1ヶ月で同じテキストをみっちり1回やるよりは、3回ざっくりと繰り返す方が知識は定着するはずです。
それから、テキストを読むときには、常に論文で出題されたら、どう書くかという点を意識することが大事だと思います。この読み方だと読むスピードはダウンしますが、繰り返せば次第に速度はあがります。
以上、接見に向かう途中の電車内で書いてみました。読み返してみると、昔の自分に言い聞かせているようで、若干恥ずかしくなってきますね(; ̄O ̄)私、受験生時にはいろんなテキストを読みあさって、いろんな問題を解いてみて、結局わかった気になってただけでしたから‥。不確実な知識しか身についておらず、論文式試験どころか、択一式試験でも大苦戦でした。
2011年9月25日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:法律学