同期との再会

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 ようやく暖かくなってきて、バイク乗りにとっていい季節になりました。
最近は、裁判所にもバイクで行くことが多くなり、移動がいい気分転換になっています。これから梅雨入りするまでの期間が秋と並んで一番バイクに乗りやすい時期じゃないかなと思います。

 今日はバイクで東京家裁に行ったのですが、期日が終って帰ろうとしていたときに、久々に山口修習の同期と再会して、つかの間ですが、楽しく話しました。
 私は61期の修習であり、弁護士登録をしたのが2008年12月なので、弁護士になってから15年目に突入したことになります。15年目となるといわゆる中堅であり、もう若手ではないですね。振り返れば、あっという間の15年だったように思います。弁護士20年目は修習同期で京都旅行に行くのが法曹界の通例のようなので、なんとかそこまでは元気に仕事を続けたいと思っています。

 15年前の新人弁護士だった頃は、わからないことだらけで、自信もなく、目の前の事件に対応するだけで必死でしたが、今はある程度落ち着いて対応できるようになりました。労働事件や刑事事件、家事事件、交通事故事件は相当数担当してきたおかげで少しは自信をもてるようになりましたが、それでもまだまだ調べないとわからないことだらけなので、弁護士業は本当に奥が深いと思います。法令も毎年のように改正されますし、調べた知識はどんどん抜けていくのでそれなりに大変ではありますが、その分やりがいを感じやすいですね。

 事件を進めていくにあたって、今でもいろいろな文献を読んだり、裁判例を調べたりしているのですが、実はこの調査の時間が一番楽しかったりします。受験生だったときは、試験に合格するという目標に向けて試験に必要なところに絞って勉強していたわけですが、それとは異なり、今は自由にいろいろと学べるので、ありがたいです。

 ところで、最近、弁護士を辞める人がそれなりに増えていると耳にしました(本当かどうかはわかりませんが)。どんな仕事であっても自分に合う・合わないがありますので、仕方ないと思いますが、経験値が足りなかったり、依頼者さんとの信頼関係をうまく構築できなかったりしていろいろと悩んでいる新人弁護士が多いのかもしれません。
 ただ、フットワークの軽さ・レスポンスの速さによって経験値不足はある程度カバーできると思いますし(私が新人だった頃、依頼者さんから「若い分、フットワークが軽くていい」と褒めてもらえて嬉しく思ったことがあります。)、依頼者さんからも信頼されやすくなります(依頼者さんとの関係では、レスポンスの速さが一番大事だと思います)。また、兄弁・姉弁の指導に素直に従って日々の業務を真面目に続ければ、ほぼ間違いなく成長していけます。
 ですので、あまり思いつめることなく、また、焦ることなくコツコツと目の前の仕事を一生懸命にこなしていくのがいいと思います。
 それでも悩んだときは、遠慮せずに同期や先輩に相談しましょう。きっと気が楽になるはずです。

 と、ここまで書いてきて、私も偉そうに蘊蓄を語るほどに年をとったなと少し寂しく感じました。私の経験がどこまで役に立つかは未知数ですが(笑)、このブログを読んでくれた新人弁護士の方が一人でも有益だと思ってくれたら、嬉しいですね。

 

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