
事務所退所に伴う引継期間はどのくらい?
今日(昨日)は久々に終電逃してタクシー帰宅でした。というのも、今の事務所を遅くとも2月20日には退所するつもりでして、その前に今抱えている案件をできるだけ終わらせるか、今月新たに入所した弁護士に引き継がないとって思って、必死に起案してたら、いつのまにか深夜0時をまわってたわけで…。
でも、山は超えたなという感じです。
ここでふと考えたんですが、一般的に弁護士が事務所お退所するときにはどのくらいの引継ぎ期間を設けるんでしょうか。1ヶ月では足りないのは弁護士ならわかると思います。事務所内の弁護士数にもよりますが、弁護士は一人で20〜30件くらい事件を担当していることが多く、担当している依頼者への説明&挨拶もありますので、これらを1ヶ月で全て引き継がせるのは困難だと思います。ある年配の先生に聞いた話では、イソ弁の退所に伴い新たに弁護士を採用することが多く、雇う側(ボス弁側)からすると、採用期間、引継ぎ期間を合わせて6ヶ月くらいは欲しいとのことです。でも、実際には3ヶ月が多いようですが。
で、私の場合はどうだったかというと、昨年の6月の時点で退職&独立の意思を伝えていまして、新人弁護士が昨年12月から今年の1月にかけて入所するとのことでしたので、引継ぎを考えて2月に退職ということになりました。それで、昨年の11月半ばくらいから新件は担当しなくなり、担当案件が順調に解決してますので、引継ぎはスムーズに進みそうです。
立つ鳥跡を濁さずという言葉がありますので、あと1ヶ月かけてしっかり引継ぎしたいと思います。
2012年1月13日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
緊急接見?
今日(もう昨日ですが)は、夜に事務所で起案してたら、被疑者の方がどうしても今日接見にきて欲しいと言っていると某警察署から電話がありました。
さりとて、準備書面をある程度書き上げないといけない状況にあり、なんとか終わらせて接見に行ってきました。接見開始は午前0時直前。終電まで残り時間がわずかな中で接見しましたが、緊急とまではいかない用事でした(詳しい内容はお伝えできませんのであしからず)。
弁護士からするとそれほどたいした用ではないと思えることでも、初めて勾留された人にとっては不安ですぐに弁護士に報告しないとって思うのも無理はないですね。ですので、私は可能な限り呼ばれたら接見に行くようにしています。もちろん、他業務があってどうしても無理な場合もありますけど。いつでも接見に応じられるように万全の対応をとるには、複数人で担当するしかないんでしょうが、国選弁護や援助制度では原則として弁護人は一人ですので、私選でない限り、なかなか難しいですね。
さてさて、これから大江戸線に乗って帰宅します。
2012年1月12日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
事務所候補物件外覧
今日は、今週予定されている公判の被告人質問に備えるために接見してきました。
私は何度もやってるのであんまり緊張しませんが、被告人の方にとっては基本的に一生に一度の経験(再犯とか、そうじゃない人もいますけど)ですので、相当緊張するようです。
いつも私は、落ち着いてゆっくり話せば大丈夫、回答に詰まったらじっくり考えてもかまわないので丁寧に答えましょうとアドバイスさせて頂いてます。また、検察官からどんな質問がされるかも私なりに予想してそれを踏まえたアドバイスもしてます。
これまでに被告人の方が緊張して何も答えられなくなったなんてことは一度もないですね。予期せぬ回答がされたことはありますが、そこは臨機応変に質問内容を変更して対応できますし。回答を一語一句覚えるなんてことはナンセンスで、気持ちのままに事実を語れば問題ありません。情状弁護の被告人質問では、どれだけ罪と向き合い、真剣に考えて反省したかを裁判官にちゃんと伝わるようにすることが重要だと思います。
さてさて、今日は接見終了後に少し時間ができましたので、事務所用物件で気に入ったものを見に行ってきました。とはいっても、祝日でほとんどの不動産業者はお休みでしたし、大家さんも土、日、祝日は対応されない方が多いようでして、内覧はできず、勝手に物件の外観と街の雰囲気を確認しに行っただけですが。
今日見た物件はいずれも、六本木駅からのアクセスは良いものの、わりと古めのものでした。
ビルが古くても、内装がリフォームされてればあまり気になりませんから、むしろ街の雰囲気をチェックできたことがよかったです。
六本木といえば、派手なイメージ、騒々しいイメージがありますが、ミッドタウン方面とヒルズ方面、ドン・キホーテ方面とではけっこう雰囲気が違いました。ミッドタウン側は予想以上に落ち着いた雰囲気でしたね。また、ミッドタウン側だと千代田線の乃木坂駅までのアクセスも良好なのがいいです。物件自体の数が少なめなのが選ぶ側からはツラいですが。これに対してドン・キホーテ方面は予想通り賑やかでしたw
今日は夕方に見に行ってきましたが、今度は昼間に行って昼間の雰囲気もチェックしたいと思います。それ以上に内覧しないとダメなんですが…。
2012年1月9日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
法律事務所の独立開業場所
今年の2月の独立開業に向けて、現在、事務所用物件を探しています。
場所は東京都内ということしか決めていなくて、あとは裁判所へのアクセスの良さ、周囲の法律事務所の数、電車、バス等のアクセスの良さ、駅から徒歩5分以内、場所がわかりやすい、賃料(管理費込みで20万円以内)、保証金(初期費用)の安さ、広さ(15坪あればとりあえず十分かと)、落ち着いた街の雰囲気といった条件のもと、探してます(以前にも似たような日記書いた気がしますけど)。
一日の乗客数が一番多い新宿駅が魅力的だけど、やはり駅近、場所がわかりやすいという条件では賃料が跳ね上がるので厳しいです。事務所数も多いし。
乗客数という点では渋谷もいいんですが(新宿よりも賃料安め)、若者の街っていうイメージがあって、自分のイメージに合致せず。
広尾駅近辺は落ち着いた雰囲気でけっこうよい条件の物件がありますが、日比谷線しかないのがちょっとツラいです。裁判所へのアクセスは抜群なんですが。
という感じで、なかなか決まりませんが、今のところ、飯田橋駅近辺、六本木駅近辺、品川駅近辺くらいで検討中です。
正式に決まったら、このブログで報告させていただきます。
ちなみに今日はずっと行けてなかった初詣に神楽坂の毘沙門天にいってきました(実は年始休みに行ったんですが、時間が遅くて閉門されていたというw)。おみくじ引いたら小吉でちょっと不安になってしまいましたが今さら独立開業の予定を変更するわけにはいかず、2月独立は確定です。努力を怠らなければ大丈夫って書いてあったし(でも、これはどんなことにもあてはまりますよねw)。
2012年1月8日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:日記
刑事事件ラッシュ
最近、立て続けに刑事事件、少年事件を受任していて、1月半ばから2月初旬ころまでが公判
ラッシュになりそうです。(裁判所の年末年始休暇をはさんだことも関係していますが…)
公判を迎えるにあたって、被告人本人、情状証人と打ち合わせをして質問する事項を確認
しないといけません。
被告人が警察署の留置場に身柄がある場合には夜でも接見に行けるんですが、東京拘置所や
少年鑑別所だと原則として土、日の接見、面会不可、夜間接見、面会不可ということで裁判の
合間にまとまった時間を作って会いに行くのが一番大変です。
また情状証人の方がお仕事をされている場合や専業主婦で幼いお子さんがいる場合には、そちらの
予定と私の予定を合わせることになりますので、これもなかなかうまくいかないところです。
でも、非常にやりがいのある仕事ですので、全力でやりたいと思います。
で、三連休は記録確認&質問事項の確認、弁論要旨、意見書起案等で時間がなくなりそうです。
2012年1月7日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
解雇か合意退職か?(続き)
昨日は、表題のテーマでブログ書いてましたが、途中で力尽きてしまいましたので、今日はその続きです。
会社側が解雇通知書を発行しているのに合意退職と主張してくる場合のほとんどが、失業給付をすぐに受給させるために「会社都合」で解雇したと言い訳します。
ですけど、これまで労働事件を数十件扱ってきた経験から見て、この言い訳は簡単には認められないですね。会社都合の合意退職でも失業給付の給付制限はありませんから、本当に労働者のことを思っていたなら、解雇ではなく合意退職とするはずです。
それから、稀に、解雇通知書交付時に、労働者に同書面の会社控えに(受領したという意味で)サインさせて、後からそのサインの存在を根拠に合意退職だと主張してくることがあります。しかい、この言い訳も認められにくいところです。本来、合意退職ならば、解雇通知書ではなく、退職合意書に双方がサインするべきだからです。
解雇は労働者の生計に大きく影響するわけですから、その有効性は簡単には認められないことを使用者は念頭におく必要があるでしょう。その上で、本当に解雇したいと思うくらいに問題のある社員だった場合には、事前に、どのような手順を踏むベキかを弁護士に相談した方がいいと思います。
2012年1月6日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
解雇か合意退職か?
今日は新年初出勤で、メール等をチェックした後、一日中、労働審判申立書の作成に取りかかってました。なんとか終わって一安心です。
主な争点は、解雇されたのか、自己都合で退職したのかという点でした。以前にもお伝えしたかもしれませんが、実はこの点はけっこう争われることが多いです。
ただし、解雇通知書、解雇理由証明書、解雇予告通知書がある場合、合意退職と主張して争ってもほとんど認めてもらえないですね。こういう場合は、従業員を解雇する前の段階で弁護士に依頼して相談するのが会社側にとっては長い目でみて利益になると思います。
2012年1月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
正月休みの最終日
今日も朝から箱根駅伝を見てしまいました。東洋大の山の神こと柏原選手は予想以上にすごかったですね。あとは、タスキを渡す直前に転んで、繰り上げスタートギリギリでタスキをつないだ神奈川大学の選手にも感動しました。
東洋大学は来年は柏原選手抜きで戦うわけですが、連勝できるかどうかは見ものですね。
さて、昨日書き上げると公言した少年抗告事件の抗告申立書、なんだかんだで今日までかかってしまいました。書き始めてみると、いかにして処分の著しい不当性を主張するかが難しく、記録を一から見直して、途中に休憩を入れつつ、他の仕事もちょっとやりつつ、悩みながらなんとか書き上げ、今は東京家裁立川支部に提出しに行く最中です。抗告期限は明日までなんですが、余裕をもって今日中に提出しておこうかと。
提出完了したら、気分的に少し解放されそうです。
2012年1月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事
箱根駅伝
今日は、年賀状を書き終わって、休憩がてらに箱根駅伝を見ています。今年は、早稲田大学、駒沢大学、東洋大学の3校で三つ巴の争いになるというのが大方の予想ですね。
個人的には、今年も山の神と言われてる柏原選手の走りが一番気になってます。神扱いされるなんて、ホントすごいですね。生中継でこのまま見ていたいのですが、抗告申立書がいまだ完成しておらず、仕事モードに切り替えたいと思います。
ホントは、サクッと仕事を終わらせて、数年ぶりにバーゲンに行ってみたいんですがなかなか予定通りに進まないのがツラいとこです。せめて初詣には行きたいと思ってます。去年と同じく、神楽坂にある毘沙門天に行くつもりです。
2012年1月2日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:日記
新年のご挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。今年も昨年同様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
何度か本ブログで言及してきましたが、今年の2月に今の事務所を退職して、東京で独立する予定です。正式な開業日、開業場所はまだ決まっていませんが、自分の理想とする最良のリーガルサービスを提供して依頼者の人生の支えになれることを目指して精進しますので、よろしくお願いいたします。
2012年元旦
弁護士 川浪芳聖
2012年1月1日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:仕事