司法修習生の就職状況

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今年は例年よりも修習生の就職状況は一層厳しいようです。まぁ、そうはいっても毎年、最終的には大部分の人が就職できているようなんで、ホントのところは具体的にはわかりません。ただし、弁護士の雇用条件が年々悪化しているのは間違いないでしょう。日弁連のホームページから求人情報を確認できますが、年々条件(具体的には給与)が下がってきてますね。ここ数年、求人情報を出しているところがいくつかあって、そこの給与の下がり具合なんかを見ているとよくわかります。

このままいくとどこまで下がり続けるのか、ちょっと怖いですね。今は、過払い(債務整理)でなんとかやりくりしている事務所がけっこうありますが、過払いはグレーゾーン金利廃止によって今後年々減っていくことは明らかで、数年後には弁護士業界がどうなるのか、私も他人事ではありません。

でも、事務所経営維持のために、些細なこと(当事者同士で解決可能なこと)でも、弁護士が介入して事件化させることはあって欲しくないです。弁護士、裁判所をはさんだ解決はあくまで最終手段であって、当事者同士で解決可能であれば、解決した方がいいに決まってます。弁護士費用はかからないし、当事者間にシコリも残らないでしょうから。

数年後にどうなるのかは神のみぞ知るってところでしょうか。今年は最終的に何人の修習生が就職できるのかわかりませんが、検察官、裁判官の人数を増やすなりしてできるだけ多くの修習生が働く機会を得られるようにして欲しいです。

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