就職難の修習生を全員受け入れ?
テレビや新聞でご存知の方が多いと思いますが、二回試験に合格した修習生のうち約400人が弁護士登録をしないようです。このうち、約50人は来年1月に登録予定との情報があり(法曹人口に関するメーリングリストに流れてきた情報で信憑性は高いと思います)、また、企業や役所に就職して登録しない人もいますので、最終的には約300人くらいが就職先未定とのことです。
これが本当なら、大変な事態ですね。どんな業界でも就職できない人がいることは当然ですが、ここまで多いと法曹志望者がどんどん減っていくことはあり得るでしょう。具体的な対策があればいいのですが、今のところ、合格者数を減らすことぐらいしか具体的な対策はないみたいですね。
で、そんな中、テレビCMでおなじみのアディーレ法律事務所が就職先未定の全修習生を受け入れる方針を発表したみたいです。受け入れ期間は6ヶ月ですが、すごい対応ですね。ホントにビックリしました。詳細は、以下の通りです。
弁護士法人アディーレ法律事務所(東京都豊島区、代表弁護士:石丸幸人)は,司法修習を終えたものの,未だ就職先が決定していない弁護士希望者「400名全員」に対して,弁護士としての活動に必要な設備を無償にて提供することを決定しました。
詳細→弁護士志望者400名全員に無償で事務所スペースを提供します。司法修習後のスタートアップをアディーレが全面的に支援!
今後、弁護士業界はどうなるんだろう…。
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2011年12月17日 | コメント/トラックバック(0) |
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新64期二回試験合格発表
昨日、新64期の二回試験の合格発表があり、1991人が合格し、56人が不合格だったようです。最近では、不合格率が最も低かったですね。合格されたみなさん、おめでとうございます。僕の友人も受かっていて、嬉しく思います。これから、内定先の事務所への挨拶、修習先への挨拶、新居探し等、忙しくなると思いますが、ここ2,3日くらいは祝勝会なんかして遊んでストレス解消するのがいいでしょう。仕事始まると、しばらくゆっくりできませんし。
それにしても、不合格率、不合格者数が去年より一気に下がったのは、不思議ですね。今後も下がり続けて欲しいところですが。まして、今年の修習からは貸与制になりましたので、できるだけ合格できる試験にしないと、修習参加者が減りそうですし。
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2011年12月15日 | コメント/トラックバック(0) |
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iPad3が来年発売?
台湾Digitimesの12月12日(現地時間)の報道によれば、次世代iPadが3~4カ月後にもリリースされる見込みだという。これはサプライチェーン筋からの情報で、製品の組み立てを行うOEMメーカーに対して、部品メーカーがすでに次世代機向けの部品発送を開始しているという。次世代iPadの製造そのものは1月から開始される見込みのようだ。
Appleが次世代iPadを3~4カ月後にローンチか – 台湾報道
上記記事に見られるように、iPad3が来年発売される可能性が高いようです。発売直後にiPad2を買った者としては、どう進化するのか気になりますね。主な変更点は、ディスプレイみたいですが、iPad2でも十分満足しているので、買い替えするかどうかは未定です。他社からもタブレットが発売されてますので、どうせなら他社のものを買ってみて、比較した方が面白そうな気がしてます。
さて、最近、抱えていた刑事事件で示談が成立し、被疑者が起訴されることなく処分保留釈放されたので、一安心しています。刑事事件は、ホントにスピード勝負だなと実感した事件でした。
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2011年12月14日 | コメント/トラックバック(0) |
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サブパソコンならiMac?
一昨日から我が愛機のThinkPad X220の電源が全く入らないです。
買ってから数回しか使ってないのに、一体どうしたことだろう…。耐久性、頑丈さでは定評のあるThinkPadなのに。おかげで、自宅での仕事はひとまず古いパソコンでやるしかありません。明日にでも、レノボに電話して、引き取り修理を依頼する予定ですが、修理にどの位の期間を要するのか、それだけが不安です。実は、昨日に電話したんですが、修理の電話が混み合っていてつながらず。
で、ふと思ったんですが、こんなときに備えてパソコン2台持ちが必要なんじゃないかと。特に、弁護士業はパソコンがないと、業務が完全に停滞してしまうので、死活問題なんですね。同様に、弁護士にとってプリンター、FAXが壊れることも致命傷になりかねないです。
私のもう一つのパソコンはシャープのメビウスで7年前のものなんですが、起動が遅くてサブ機としてはやや頼りないんです。SONYのvaioもありますが、これはネットブックなんで、スペックに難ありです。というわけで、急遽2台目を買いたいなと思ってるんですが、買うならあえてノートではなくデスクトップにしようかと思います。20インチオーバーのモニターで快適に仕事したいという夢想が膨らむばかりです(^-^) そして、サブ機ならあえてWindowsをはずすのもありかなと。
そんな私にピッタリなパソコンはiMacしかないでしょう。しかも、27インチ画面のやつ( ´ ▽ ` )ノ あとは、財布とのご相談ですね。iMacを使いこなす弁護士、なんとなくチョイ悪オヤジな感があっていいと思うのは私だけでしょうか(笑)。タグ
2011年12月13日 | コメント/トラックバック(0) |
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法律事務所の立地
法曹人口増加によって、あらゆる場所に法律事務所が開業してきたと思います。それまでは、裁判所へのアクセスという点から、裁判所の近く(これは地方だと顕著です。)か裁判所へまで乗り換えなしに行ける駅の近くに法律事務所は多く集まってましたが、最近はアクセスではなく、依頼者が相談にきやすいかどうか、近くに法律事務所があるかどうかという視点が重視されてるように思います。依頼者側からすると、行きやすくなった、身近になったという点でいい傾向だと思います。以前と違って、ゼロワン地域も解消されつつありますし。
私は来年には独立することを考えてますが、どこに事務所をかまえるかという点は本当に悩ましいです。もちろん、銀座、新宿といった駅の近くが依頼者からのアクセス、裁判所へのアクセスという両方の便宜を備えていて魅力的なんですが、家賃の高さが最大のネックですね。でも、依頼者からのアクセスは余程辺鄙な場所でない限り、そんなに重視しなくてもよいと思ってます。
事務所に依頼すると、その後何度も事務所に行くことになると思っている人がけっこう多いですが、実際には、メール、電話、FAXによるやりとりがメインであって、事務所に来ていただくことは何度もあるわけではありません。私の場合、事実関係確認のために詳細にヒアリングする必要があると考え、一度は時間をたっぷりとって打ち合わせを実施しますが、あとは基本的にメール、電話でやりとりしています。その方がお仕事されてる依頼者にとってもいいと思いますし。事案が複雑な場合やメール、FAX等の連絡方法がない方、会って打ち合わせをすることを希望される方の場合には、何度か事務所で打ち合わせしますけど、その場合でも2〜3回くらいやることが多いですね。というわけで、依頼者からのアクセスよりも事務所を開設する街の雰囲気(落ち着いていて、ゴミゴミしていない街)を重視したいと思ってます。こういう考え方をする弁護士は珍しいと思いますが(笑)。
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2011年12月10日 | コメント/トラックバック(0) |
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準強姦で内柴選手逮捕。
最近、柔道の金メダリストの内柴選手が準強姦の被疑事実で逮捕されましたね。
強姦罪は、犯行を著しく困難にする程度の暴行、脅迫を用いて女性をその意思に反して姦淫することですが、準強姦罪は、暴行、脅迫を用いなくても、女性の心神喪失・抗拒不能に乗じ、又は女性を心神喪失・抗拒不能にさせて姦淫した場合に成立します。例えば、お酒を飲ませて女性を泥酔させて、姦淫すれば準強姦罪は成立します。また、男性が積極的にお酒を飲ませていなくても、自ら飲みすぎて泥酔した女性を姦淫しても同じです。
お酒の勢いでことに及ぼうとする男性はけっこういそうな気がしますが(勝手な想像に過ぎませんけど)、お酒の勢いを借りる(その勢いで告白する)のとお酒を姦淫の手段として利用することは同じではなく、後者は決して許されない重大犯罪であることを肝に命じておかないといけません。それから、「お酒を飲みすぎて覚えていない」なんていう言い訳はほぼ通じませんし、女性の同意があった、合意の上だった等と言っても泥酔状態(心神喪失状態、抗絶不能状態)においてなされた同意、合意をもって、女性が真に同意、合意していたものとは言い難いでしょう。あくまでお酒はコミュニケーションを円滑にするものにすぎないこと、それゆえ節操をもって適度な分量を飲むこと、を忘れちゃダメですね。
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2011年12月7日 | コメント/トラックバック(0) |
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今年の修習生の就職状況は?
新64期の二回試験も終わって、いよいよあとは結果発表だけですね。僕が所属している事務所には新人が2人入所予定ですが、2人とも受かってて欲しいと切に思います。その分、仕事を分担できるんで(笑)
今週は一息つけると思ってたんですが、相変わらずバタバタした一週間になりそうです。ところで、今年の修習生は最終的に何割就職できたのか、気になりますね。身近な知り合いの話だと、10月くらいになってけっこう就職が決まった人がいるようで、最終的な就職率は前年より少し悪いくらいかもしれません。
僕が修習生のときには、就職先として企業や官庁という選択肢はまだ少数派でしたが(「人気が出始めたとき」という方が正確かもしれません)、最近は安定しているということで、修習生にかなり人気があるようです。普通に事務所にイソ弁として就職しても、ボス弁次第では完全な買い手市場の下でキツい条件で働かされることもあることを考えると、妙に納得できます。
でも、日本全体が不景気な状況ですから、企業に入っても安心とは言いきれないとも思います。
結局のところ、事務所であっても、企業であっても、確固たる未来が保障されてるわけではないので、何がやりたいかで進路を選ぶのが一番いいんじゃないでしょうか。でも、その前提として、修習生に十分な選択肢が確保されてなきゃいけないわけで、事務所、企業にかかわらず、就職先が圧倒的に不足していることが大問題ですね。タグ
2011年12月6日 | コメント/トラックバック(0) |
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電子書籍化がブーム?
最近、下記記事に見られるような電子書籍化の話題をよく目にします。本を読むのに、いろんなアクセスがあることはもちろんよいことだと思いますが、個人的には紙媒体が好きで、電子書籍を購入する予定はないですね。
うまく表現できないんですが、紙のもつ温もりとでもいうんでしょうか(笑)、新品本を買ったときの手触りや匂いも全部ひっくるめて本を買うんだと思うんです。はたして、電子書籍は流行るんでしょうか。
新潮社、「新潮新書」全作品電子書籍化へ – 電子書籍情報が満載! eBook USER
「現代を知りたい大人のために 700円で充実の2時間」をキャッチコピーに新潮社が発行する「新潮新書」が全作品電子書籍化されることが明らかになった。
『バカの壁』(累計430万部)、『国家の品格』(累計260万部)、『人は見た目が9割』(累計110万部)などのベストセラーを生んできた新潮新書。同社ではこうした話題作など約60点をすでに電子書籍化しているが、新潮新書発刊当時からの全作品を順次、電子化していくこととなった。
今後、新潮文書発刊当時からの全作品を、月30点ほど電子書籍化していく予定。BookLive!、Reader Store、LISMO Book Store、ソフトバンクブックストアの4電子書籍ストアで半年間先行配信される。ソフトバンクブックストアをのぞけばブックリスタ陣営といえるBookLive!、Reader Store、LISMO Book Store。出版社が大量の電子書籍化の作業を取次に依頼した交換条件として、こうした一定期間の先行配信になっているとみられる。
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2011年12月4日 | コメント/トラックバック(0) |
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大阪はどうなる?
昨日、橋下徹さんが大阪市長に当選し、大阪維新の会の松井さんが大阪府知事に当選しましたね。
大阪府民の改革に向けた期待の現れでしょうけど、果たしてうまくことが進むかどうかはまだまだ分かりません。でも、少なくとも、地方自治のあり方はこれまでとは変わってくるんじゃないでしょうか。大阪都構想の実現には私も少し期待しています。大阪の人は、すごいパワーがありますので、意外に早く改革が実現するなんてこともあり得ますね。私は京都出身で、関西人というカテゴリーでは大阪の人と同じカテゴリーに分類されますが、関西の中でも大阪人のノリ、勢いは別格ですごいです。商人の街と言われてますが、商人らしくさっぱりした性格の人が多いです。裏がない人が多くて、付き合いやすいですし、しかも、基本的にボケて笑いをとってナンボの世界です(笑)。ボケてスベっても気にせずまたボケるというメンタルの強さは仕事でも強みを発揮するはずです。あぁ、こうやってブログ書いてると久々に大阪に行きたくなってきますね。年末に実家に帰れれば、大阪にも立ち寄ってみようと思います。
大阪で思い出しましたが、万城目学さんの「プリンセストヨトミ」(文春文庫)は映画にもなった小説で、大阪を舞台にしたものですが、かなり面白かったです。興味のある方は是非御一読を(⌒▽⌒)個人的には、京都を舞台にした「鴨川ホルモー」(角川文庫)よりも楽しめました。
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2011年11月28日 | コメント/トラックバック(0) |
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二回試験後は何する?
あと、2日くらいで新64期の二回試験も終わりますね。全体的に今年の問題はどうだったんでしょうか?民事裁判の傾向変化の噂を聞いているんで、その他の科目も気になるところです。
さて、修習生の皆さんは二回試験後に卒業旅行や実家に帰って友達と飲んだりといろいろ計画してるんじゃないでしょうか。働き出したら、まとまった休みはなかなか取れませんし、最初は仕事と社会人としてのマナーを覚えるのとで忙しい日々が続きますので、今のうちに好きなことをして過ごすのがベストな選択だと思います。でも、そうは言っても、働き出すと基本書をゆっくり読んでる時間はあまりないはずですので、最低限の知識補充をしておくことが大事です。特に民訴法、民事執行法、家族法(町弁になる人は特に)、会社法あたりは、まとまった時間に再確認しといた方がいいです。
それから、初出勤に備えて、スーツやカバンなんかを買い揃えておくことも忘れちゃいけませんし、引越しする人は物件選びも必要ですね。物件選びにあたっては、事務所にあまりに近い場所の物件を選ぶとプライベートとの区別がなくなりそうですし(休日でも気づいたら事務所にいるなんてことになりかねません。)、かといって遠いと通勤が大変です。適度な距離の物件を選ぶのをオススメします。あと、賃料も重要なポイントですね。弁護士は弁護士会費や奨学金の返済、個人年金等でけっこうお金が出ていきますので、無理は禁物です。
ちなみに私の場合は民裁で大失敗して凹んでいたので、修習地の山口に挨拶に行ったこと以外は、専ら家にひきこもっていて、気分転換にたまにドライブしてました。あまりに凹みすぎて、同期の何人かで企画していた卒業旅行をキャンセルするくらいでしたから、そのときの精神状態はかなりヤバかったですね。今となっては、いい思い出の様な気もしますけど(; ̄ェ ̄)もちろん、合格発表があってから引越し先の物件を選び始め、苦労しました。結局、短期間で選ばざるを得なくなり、不満の残る引越しとなりました。1年ちょっとでまた引越しちゃいましたね。う〜ん、我ながら見事な無駄遣いでした(笑)。
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2011年11月24日 | コメント/トラックバック(0) |
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