留置場ごとの運用
最近、立て続けに刑事事件を受任し、いくつかの警察署をまわってます。
全国どこでも同じかどうかはわかりませんが、東京だと午後8時半から留置場の就寝準備が始まり、午後9時過ぎから就寝タイムになります。
そうすると、なるべく上記時間帯を避けて接見に行くわけですが、ある警察署では、午後10時すぎに行っても事前に連絡しておけば柔軟に接見に対応してくれる一方で、某警察署では午後10時以降の接見は原則認めないとの運用をしているようです(接見できないわけではないんですけどね)。本来、弁護人はいつ接見に行ってもいいわけですが、常識的にみて、よほどの緊急性がない限り深夜の接見は控えてます。でもですね、午後10時以降は原則認めないっていうのは厳し過ぎると思います。他の業務との兼ね合いで、どうしても遅い時間になることがあるわけで、せめて午後11時くらいまでは認めて欲しいところです。何より、警察署ごとで運用が違うのが不思議です。職員数、勾留中の被疑者数の違いなんかが関係しているんでしょうか…。たまに、職員さんから「神経質な被疑者が勾留中で、起きると大変なんで就寝タイムでの接見はなるべく控えて下さい」とお願いされることがあるんですが、こういう特殊な場合にはできるだけ協力するようにしているんですけどね。
ちなみに、厳しい某警察署では、留置場内のルール(被疑者が従うルール)も他の警察署よりも相当厳しいみたいです。一体どういう理由なのか、謎です。
2011年12月5日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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