愛犬コテツとリョウマ

頂き女子りりちゃんの減刑について

本日、ネットで、詐欺罪で起訴されていた「頂き女子りりちゃん」の控訴審判決があったとのニュースを目にしました。
第一審では懲役9年だったところ、控訴審では減刑されて懲役8年6か月となったとのことです。
これについて、「なぜ減刑されるのか、わからない」といったコメントがいくつかあったので、説明したいと思います。

事実関係を争っている事件(事実誤認を理由とした控訴事件)ではなく、事実関係に争いのない事件(量刑不当を理由とした控訴事件)については、何もしなければ、控訴しても減刑されることは少ないといえます。ただ、今回のケースのように、貢ぎ先のホストが被害者に被害弁償をしたといった新たな事情が第一審の判決後に生じた場合には、それを踏まえて判断されますので、減刑されることは珍しくありません。
詐欺事件では、被害者に対する被害回復が量刑判断において相当程度考慮されるのですが、今回のケースでは、ホストから1800万円という相応の額の被害弁償がなされていますので、その限度で一部、被害者の被害が回復されたといえ、この点を考慮して減刑されたものと思います。被害総額は1億5000万円以上とのことですが、仮に、この被害総額の全額が賠償された場合にはさらなる減刑がなされたものと予想されますし、被害総額を上回る賠償金が被害者に支払われた場合には、減刑幅はさらに大きくなると思います。

他方で、「なぜ執行猶予がつかないのか」といったコメントもありましたが、被害総額が1億5000万円以上という多額にのぼる詐欺事案では、特段の事情がない限り、実刑になるのが一般的であり、執行猶予はつかないでしょう。詐欺事件では、被害弁償がなされていなくても、前科前歴がない(初犯だった)、被害額が大きくない、犯行態様や犯行動機が悪質でない、被告人が十分反省している、社会復帰後の更生環境が整っている、社会的制裁を一定程度受けている(勤務先を解雇された、ニュースで報道された等)といった種々の情状を考慮して、執行猶予が付されることはありますが、今回のケースは被害額があまりに過大ですから、初犯であっても、また、被告人がいくら反省の意を表していても、執行猶予は付されないのは仕方ないでしょう。

詐欺事件を含む被害者のいる犯罪では、被害者に対して謝罪・賠償し、その許しを得ることがとても重要であり、起訴前の段階で被害者と示談できた場合には、起訴猶予となることはよくあります(ただし、前科前歴の有無や被害額等の事情にもよります)。ただ、逮捕・勾留されている被疑者が被害者と直接やりとりすることはできませんし、逮捕・勾留されていなくても、加害者と直接示談交渉することを受け入れてくれる被害者は少ないのが現状です。そのため、罪を犯してしまった場合には、速やかに弁護士に相談・依頼するのがよいと思います。

2024年9月30日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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交通事故の過失割合

今年もいつの間にか9月になってしまいました。若干涼しくなってきたかなと感じています。
バイクについては、まさにオンシーズンですので、久しぶりにどこかに行きたいと思っています。結局、毎年恒例ですが、今年の夏も北海道ツーリングは実現しませんでしたので。

さて、今日は、前回に引き続き、交通事故について書きたいと思います。琥珀法律事務所の取扱事件のうち、交通事故事件が急増しており、その案件対応の中で依頼者から質問を受けることが多い過失割合について、簡単に説明できればと思います。

まず、過失割合は、事故状況から大枠の見通しをつけ、個別具体的な事情を踏まえて修正する流れで検討することになります。
このときに真っ先に参考にするのは、別冊判例タイムズ38の「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準 全訂5版」(東京地裁民事交通訴訟研究会 編)です。法曹実務、保険実務において、交通事故の過失割合を検討する際に参考にされる本であり、交通事故事件を取り扱う弁護士や保険会社の交通事故担当者にとって、この本は必須といえます。交通事故事件を多く取り扱う弁護士業界で、略して「別冊判タ」、「判タ」などと呼ばれている本です。
別冊判タでは、「歩行者と四輪車・単車との事故」、「歩行者と自転車の事故」、「四輪車同士の事故」、「単車と四輪車の事故」、「自転車と四輪車・単車との事故」、「高速道路上の事故」、「駐車場内の事故」の7つに事故類型が大きく区分されて、各事故類型の典型的な事例についての過失割合が示されています。

まずは、別冊判タを参照にして、どの事例に当てはまるのか、もしくは、どの事例に類似しているかを判断し、それをベースに各種修正要素(速度違反やウインカー不点灯、徐行なし、大回り右折、直近右折、歩行者の年齢(児童、高齢者)などの事情)を考慮して最終的な過失割合を判断することになります。
しかし、別冊判タがすべての事故類型(事故のパターン)を網羅しているわけではなく、当然に、別冊判タに掲載されていないパターンの交通事故も多数存在します。このときは、上記のように、別冊判タの中のどの事例に近いのか(類似しているのか)をまず判断するのですが、類似の事例がない場合には、裁判例を検索して調べたり、その他の交通事故の過失割合に関する書籍を調べたりして、個別に過失割合を検討することになります。この作業はけっこう大変で、膨大な裁判例がありますので、それなりに時間がかかってしまいます。

そのうえで、弁護士は、上記で判断した過失割合に関する見通しを依頼者に伝えるのですが、依頼者の認識とのズレが生じることも珍しいことではありません。確かに、実感として、なぜこの過失割合になるのかと疑問に思う場合も少なくなく、依頼者の気持ちも理解できるところですが、最終的には、実務上はこうなるとしか説明できないのが辛いところです。
また、算定した過失割合が妥当だとしても、事故の相手方がその過失割合に納得せず、スムーズに解決に至らないこともよくあります。この場合には、早期解決を優先して、互いに歩み寄りをするか、交渉での解決は不可能と判断し、訴訟等の手続に移行させるかを判断することになります。

以上、今回は、過失割合の算定について簡単に解説してみました。事故に遭ってこのブログを見た方の参考になれば嬉しく思います。

2024年9月4日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

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バイク事故の弁護士への相談・依頼

8月も半ばになりました。一つ前のブログでも言及しましたが、バイク乗りにとって、8月の真夏日はなかなかに耐えがたく、渋滞にはまったりすると、本当に辛い思いをすることになります。特に、大型の空冷エンジンやハイパワーの水冷エンジンなんかだと、股下に熱風を受け続けているような感じになるので、日中の走行は要注意ですね。

私は、空冷エンジン・油冷エンジンの大型バイクが好きで、それらを中心に複数台所有していますが、最近、日中はバイクではなく車で接見に行ったり出廷することが多くなっています。バイクで行くのは夜間の接見くらいでしょうか…。やはり、快適さでは、バイクは車に勝てないですね。エアコンついてるなんて、最高ですし。それゆえに、普通自動車免許を取得して車を買うと、バイクに乗らなくなる人が一定数いることも納得です。

さて、最近、バイク乗りが増えたせいか、バイク事故のニュースを目にする機会が増えたように感じます。
バイク事故の場合、車同士の事故と違って、傷害の程度が重くなりがちですし、バイクそのものの損傷の程度も車よりもひどくなりがちです。車と違って、バイクは転倒しますし、人も放り投げられてしまいますからね。死亡という悲惨な結果に至ることも少なくありません。
それゆえに、車間距離をしっかりとる、速度を出しすぎない、無理なすり抜け運転をしない、右直事故を避けるために交差点に進入する際には右折車の存在を意識する、といった自己防衛が重要だと思います。あと、プロテクター入りの服(ライダースジャケット)や強度の強い服(革ジャン)を身に着けるのも大事ですね。真夏に革ジャン着用するのはしんどいですけど。

万が一、バイクに乗っていて事故に遭ってしまったときは、再び、元気になってバイクに乗れるように、しっかり通院して治療に専念することが大事です。身体よりもバイクが大事で、バイクの修理にこだわる方がけっこういるのですが(お気持ちは少し理解できます。)、バイクの修理はお金を出せばほぼなんとかなる(ことが多い)のに対し、健康の回復はお金だけでなんとかなるものではありません。専門性の高い信頼できる医師に診てもらって、その医師の指示に従って、適切な時期に適切な頻度で通院やリハビリを続けることがなにより重要であり、バイクの修理や賠償はその次と考えるべきでしょう。

なお、バイクの場合、事故によって全損となること(物理的全損のみならず、修理費用が時価額を上回る経済的全損も含みます。)が珍しくありません。このとき、バイクの時価額に関して、事故の相手方(正確には、相手方が加入する保険会社)との間で紛争に発展することが一定数あります。
特に、人気の旧車(カワサキのZ1、Z2やホンダのCBX、VFR750R、スズキのGSX1100S、GS1000、ハーレーのショベルヘッド、ナックルヘッド、その他の各メーカーの限定車等)については、その価値を巡って当事者双方の主張が激しく対立することが珍しくありません。市場における個体数がそもそも少ない・個体数があっても程度が千差万別(旧車の程度は外装だけではわからない)といった事情があるからです。旧車については現行車よりもはるかに趣味性が高いので、年式の違いやカラーの違い(オリジナルペイントかリペイントかという違いも含みます)、純正部品の割合等で価格に大きな差が出ます。しかし、この点を説得的に主張して相手方と交渉することは容易ではなく、法律的な知識やバイクの知識に加えて、旧車に対する深い理解が必要になります。
また、特殊なカスタム・塗装がなされている車両についても、時価額について争いになりやすいといえます。こだわりをもって、お金をかけてカスタムされている方が多いので、当然に賠償してもらいたいと考えるわけですね。しかし、一般的には、オリジナル(ノーマル)の状態の車両の価値が最も高く、カスタム費用は残念ながら、一部の例外的な場合を除き、時価額算定においてあまり考慮されません。
バイクの時価額は、車両自体の程度はさておくと、⓵オリジナルの状態、⓶レストアによる、オリジナルに近い状態、⓷カスタム車、という順で高くなります。

以上のように、旧車やカスタム車の時価額を巡って紛争になることはたびたびありますが、当事者間で交渉を継続してもなかなか満足できる解決に至りませんので、困ったら、まずは弁護士に相談・依頼されるのが安心だと思います。自身や同居の家族が加入する任意保険に弁護士費用特約が付いていると、弁護士費用の自己負担なく弁護士に依頼できますので(ただし、負担してもらえる弁護士費用の上限額は一般的に300万円です。)。

と、ここまで書いてきて、なんとなく弁護士全体の宣伝みたいになってしまいましたが、専門家の判断を仰ぐことによって、自身の主張が正しいか、それとも、誤っているのか(裁判において認められる可能性が低いのか)がおよそ判明し、自身の納得につながりますので、気軽にご相談されるのがよいでしょう。
なお、弁護士の回答が自身にとって不利なもの(自分の考えとは違うもの)で納得できないという場合には、複数の弁護士(3人以上)に相談することを検討しましょう。弁護士費用特約がついている場合には、相談料は一般的に10万円まで保険会社が負担してくれますし、弁護士費用特約がついていない場合であっても、無料相談に応じてくれる法律事務所は相当数ありますので、費用面の心配は気にしなくてよいのではと思います。
そして、相談した複数人の弁護士の回答がいずれも同じ内容だった場合には、原則として、自身の考えが誤っている可能性が高い(自身が無理な主張・法的根拠に欠ける主張・不合理な主張をしている可能性が高い)と考えて、自身の考えを改めるのが無難です。
※ 極めて専門性・特殊性の高い事案(特殊な建築訴訟、医療訴訟、特許訴訟等)については、その専門的・特殊的分野に特化した弁護士を探して相談すると安心です。

私自身、相談を担当していて、相談者さんに対し、「その主張は残念ながら認められません。」、「裁判所が認める可能性は極めて低いと思います。」といったような回答をすることが少なからずあるのですが、このような回答に対して、相談者から「それをなんとかするのが弁護士でしょう。」、「先生はやる気があるんですか。」、「先生はどちらの味方なんですか。」といった厳しい言葉を受けることがあります。認められない理由も裁判例や法令に照らして、分かりやすく説明しているつもりなんですが、期待していた回答と異なる回答を受けた場合、簡単に受け入れることができないのが人の性なのかもしれません。
しかし、弁護士は、依頼者のために全力を尽くすべきですが、魔法使いではありませんので、無理な主張を押し通すことはできません。また、そのような無理な主張をしても、いたずらに時間を浪費するだけでよい解決には至りません(むしろ、相手方の不信感をつながり、早期円満解決の途を閉ざすことになりかねませんし、弁護士倫理上も問題があります。)。弁護士はあくまで依頼者の「正当な」利益の実現に向けて活動するのであって、「不当な(法的根拠のない)」利益の実現をはかるわけにはいきません。この点は、相談者の皆様に何卒理解していただきたいところでして、無理・不当な主張を無理・不当であると回答する弁護士の方が、根拠なく依頼者に迎合的な回答をする弁護士よりも誠実で安心だとお考えください。

2024年8月14日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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梅雨明け

一昨日くらいから、東京は炎天下ですね。今日、バイクに乗って拘置所に行きましたが、暑すぎて大変でした。午前中でもすごい暑さだったので、午後は危ないくらいの暑さだと思いますね。夏のバイクは気持ちよさそうに見えて、実は冬よりも辛いかもしれません。暑すぎるんですよね。エンジンの熱やら車の排気ガスやらで。ライダーが北海道を目指す気持ちは痛いほどよくわかりますし、うらやましいです。毎年、夏になると、今年こそ北海道にツーリングに行くぞという気持ちを抱いていますが、今年も実現できなそうです。

さて、その代わりというわけではないんですが、数年ぶりに、明日の午後から4~5日夏休みをいただく予定です。弁護士になってから、こんなに連続して「完全に」休んだことはあまりないので(インフルエンザか胃腸炎になったときくらいですね。)、ドキドキしていますが、ひとまずチャレンジですね。きっと戻ってくるころには、仕事がしたくてたまらない気持ちになっていることでしょう(仕事に戻りたくないという気持ちにはならないよう自ら祈っています)。
うまくやる気が充電されたら、来年は、連続1週間丸々休んでみるかもしれません。

ということで、クライアントの皆様にはご迷惑をおかけしますが、今週土曜に戻りますので、よろしくお願いします。

2024年7月22日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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ひと段落つきました

そろそろ梅雨入りの季節なので、若干憂鬱な気持ちになっています。バイクで移動できなくなるからです。梅雨が明けたら、もう夏なので、ライダーが気持ちよく走れるのは春と秋だけだなと再認識しました。夏は暑すぎて、日中に走るのは勇気がいりますね。やはり、北海道にあこがれますが、今年の夏は既に夏休みの予定を入れてしまったので、北海道ツーリングは来年以降にしか実現できません。いつかは北海道ツーリングしてみたいとあこがれ始めて、早数年が経過したので、死ぬまでには行くという長期目標に変更しようと思います。

さて、先日、担当していた裁判員裁判が終わり、また、医療事件の書面の提出も完了したので、気持ちにゆとりが出ました。山場を越えると、本当に気持ちが楽になります。
とはいえ、今週末も出張が入ったり、顧問先からの相談対応業務がたまっていたりして、まだまだ仕事があるので、心からの解放感は味わえないのが弁護士業の辛いところですね(弁護士業に限らないんでしょうけど)。そういえば、リーガルチェックもまだ終わってなかったな。

そもそも、手持ちの担当案件が全くなくなるというのは、仕事がないということになるわけなので、ありがたいことに、今は恵まれた環境にいるんでしょう。忙しいことを前向きにとらえて頑張るしかないですね。なんだかんだいっても、法律関連書籍を読んだり、裁判例を読んだりするのは好きなので、精神的に疲弊することはほぼありません。あわよくば、もっと調べる時間が確保できたらいいのにと思ったりします。

夏休み取得に向けて、これから1か月間、再び仕事に集中しようと思います。

2024年6月20日 | コメント/トラックバック(0) |

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近況

もうすぐ梅雨入りしそうな気配がしますね。バイク乗りとっては、梅雨の期間はなかなか厳しいものがあります。長期間動かさないとバッテリーが上がってしまうので、月に1回は最低でも乗りたいところです。

さて、最近まで刑事事件・少年事件を複数担当しており(いったん落ち着いたのですが、新規の担当件数が増えてしまいました。)、忙しく働いていましたが、来月あたりには落ち着きそうです。
しばらくの間は、新規で私が担当する件数を減らして、少しゆっくりしたいと思っています。

そろそろ、当事務所のホームページも変更したいと思っていて、その内容等の確認を行いたいので、私が直接担当する事件数は抑えるつもりです。今後の事務所の方向性や新たに始める分野等、考えたいことがたくさんありつつも、今までは十分な時間を確保できないことを言い訳にして、ちゃんと取り組めていなかったので、今年こそしっかりやりたいと思っています。
また余裕が出てきたころに、ブログを更新しようと思います。

2024年5月27日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

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iMacデビュー

起案が一段落してほっとしたのもつかの間、再び、書面の作成に追われて始め、慌ただしくなってきました。ゴールデンウィークの合間と明けに期日が入っているため、今年のゴールデンウィークは仕事して過ごそうと思います。

さて、長年買おうかどうか悩んでいたiMacですが、モデルチェンジしたタイミングでようやく購入するに至りました。Windowsと操作が違ってなかなか慣れませんので、しばらくの間はWindowsのパソコンと併用して仕事したいと思います。

また、このタイミングで携帯電話を地面に落として画面がブラックアウトしてしまったので、10年ぶりくらいに携帯電話をiPhoneに変更しました。こちらもまだまだ慣れておらず、全然使いこなせていないのですが、いつかはカッコよく使えるようになりたいと思っています。

ITリテラシーが不足していますので、今年は、IT関連の資格にも挑戦したいと思っています。ほかにも、マンション管理士や簿記、中小企業診断士といった資格に興味があるのですが、まとまった勉強時間を確保できず、どうしたものかと悩んでいます。齢40歳を超えて、もっと時間があればいいのにと強く思うようになっており、今も同じ気持ちです。
若い頃は、時間を持て余していて、何して過ごそうかななんて思うことが多かったんですけどね。
ということで、20代、30代の方は、時間のあるうちに自己投資をして、興味のある分野に挑戦していくのがいいと思います。40代になると集中力や記憶力も衰え始めますので(身をもって実感しています。)。

2024年4月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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3月に入りました。

今年もあっという間に3月になりました。先月は、交通事故案件の提訴の準備、刑事事件の控訴趣意書作成等で忙殺されていましたが、ようやく落ち着きました。起案が終わるとホットしますね。ただ、2か月後くらいには、準備書面の作成等に追われることになりそうで怖いです…。
さて、3月に入って少しずつ暖かくなりつつありますので、バイクで出かける機会も増えると思っています。今年は、できたら、お花見ツーリングにも行ってみたいと思いますね。
東京都内だとどうしても渋滞に巻き込まれてしまうので、茨木、群馬、千葉、静岡、山梨、長野あたりが狙い目かなと思っています。

そういえば、新型コロナの時期にバイクブームが到来し、バイク人口が急増したと耳にしていましたが、最近はそういう話を聞かなくなりました。むしろ、バイクに飽きてしまった人がバイクを売り始めたため、中古バイクの相場が下がりつつあるようです。確かに、バイクは楽しいのですが、車に比べて不便だし、なにより、「夏は暑くて冬は寒い」というところが身体的にしんどいかもしれません。転倒したときの危険性も高いですしね。私はこれらのデメリットを補って余りあるほどに楽しい乗り物だと思っていますので、もうしばらくは降りることなく乗り続けようと思っていますが…。
いずれにせよ、一時的に上がり過ぎた中古バイクの相場が下がっているのはいいことだと思います。もっと値段が下がったら、買い増しも考えたいと思いつつ、今日も仕事に戻ります(笑)。

2024年3月4日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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大雪が降りました。

気づけば今年も2月になり、ブログを更新しないといけないなと思い立って、本日、書き始めました。一昨日、東京都内は大雪に見舞われて大変だったのですが、そういえばもう2月じゃないかと思って書く決心をしたわけです。
毎回、もう少し更新頻度をあげたいと思っているのですが、どうしても仕事に追われていると後回しになってしまい、なんとか月に1回の更新を維持しているのが現状です。

さて、今年に入って、昨年受験した保育士試験と競売不動産取扱主任者試験の合格発表があり、いずれも無事に合格していました。昨年もマンション管理士試験には失敗しているので、幸先のよいスタートだなと嬉しくなりました。

保育士試験は学科と実技に分かれており、実技は音楽と造形、言語の3つから2つ選択して受験する形式です。私に絵の才能がないことは小学校のときに明確に認識していましたので(笑)、練習でなんとかなりそうな音楽(ピアノとギターがありますが、私はピアノを選択しました。)と言語(指定された物語の中から一つを選んで3分以内に、園児がいると想定して語るもの。私は桃太郎と選びました。)を選択しました。

言語については、物語を3分以内にうまく話せるか、ということがポイントでして、私の場合、緊張して3分の時間をオーバーして強制終了となったのですが、ちゃんと身振り手振りを交えて大きな声で話していたこと、ほぼ語り終わる直前まで進んでいたことから、50点中38点で合格しました(合格最低点は30点)。

他方で、ピアノはこれまでピアノを弾いたことのない私にとっては最大の難関でして、課題曲の「幸せなら手をたたこう」と「やぎさんゆうびん」の2曲を歌いながら弾くというのはかなりしんどかったです。
私の友人に音大出身で子どもたちにピアノを教えている先生がいたので、学科試験に合格した後に、お願いして週に1回くらいの頻度で教えてもらいにいき、自宅でも練習しました。ありがたいことに、どの指で弾くのかを楽譜に印をつけてくれたり、伴奏をつくってくれたりして、とても助かりました。ピアノだけは、初心者が独学でやるのはかなり無理があるのではと思います。また、毎日少しでもよいので継続して弾いた方がよいと実感しました。楽譜を見なくても弾けるようになって、ようやく歌を口ずさみながら弾く練習に入りましたが、歌を歌いながらになると間違えてしまうことが多く、どうしたものかと悩みつつ頑張りました。

なお、課題曲について前奏と後奏をつけるかどうかは自由となっているので、私は少しでも負担を減らすために、前奏も後奏もつけなかったのですが、試験本番、試験教室から聞こえてくるピアノの音は、ほぼ前奏がついていてけっこう焦りました。また、いざ試験教室に入ると不思議なくらいに緊張感が増して、一瞬頭の中が真っ白になりました。とはいえ、まな板の上の鯉だと思って、弾き始めまして、事前に「間違っても絶対に途中で演奏を止めてはいけない」というアドバイスを得ていたので、やや怪しいところがあったものの、なんとか最後まで弾き終わりました。
結果は、50点中30点という最低点で合格していまして、心底嬉しかったです。不合格になっても、学科の合格は3年有効なので、再度、実技のみ受験できるのですが、1年単位で課題曲が変更されますので、どうしても合格したかったのです。なお、令和6年度の課題曲は「夕焼け小焼け」と「いるかはザンブランコ」のようです。

保育士資格は弁護士資格とリンクしなさそうに見えますが、学科において保育心理や教育原理、保育原理を学んだことで、乳幼児に対する理解が深まり、家事事件における子に関する面会交流や監護権についてそれなりに役立つと思っています。保育士試験に合格しなくても、上記を別途学べばいいだけなんですが、試験がないと集中して勉強するきっかけにならないので、その意味で保育士試験を受験してよかったと思っています。

他方で、競売不動産取扱主任者試験は、主として民事執行法の競売手続を学べばよいので、法曹関係者にとっては受験しやすいと思います。私自身、仕事で強制執行を申し立てることはよくあるのですが、競売不動産に関与することはほぼなく、たまたま競売不動産に関する相談を受けたことがきっかけで、自己研鑽も兼ねて受験しました。こちらは民間資格であり、合格率も30%くらいありますので、比較的合格しやすいと思います。

ということで、今年は何を受験しようかと思っていますが、ITの知識が乏しいので、IT関連資格を取得したいと漠然と思っています。また、マンション管理士試験にはなんとかして合格したいという思いがあり、引き続きチャレンジするつもりです。ほかに興味がある資格としては、中小企業診断士ですかね。こちらは、それなりに難易度が高そうなので、けっこう性根を入れて取り組まないといけないなと思っています。

今年もよい報告ができるように頑張ります。

2024年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

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2024年仕事始め

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年は、大阪事務所で仕事をスタートしました。年末年始にたまった仕事を一気に片付けようと思っていましたが、なかなかその気になれず、1月2日から3日の夜中にかけての半日だけ頑張って起案を一つ仕上げました。家にいるとどうしてもダラダラと過ごしてしまいがちですね。
その意味で、予備校や塾が年末年始に合宿等を開催して、受験生が必然的に勉強せざるを得ない環境を提供するのは有意義だなと個人的に思います。

さて、今年は1月1日に金沢で大地震が発生し、立て続けに、1月2日に羽田空港で航空機事故が発生したことで、不穏な幕開けの一年になりました。どうか一日も早く、被災地の方々が平穏な日常を取り戻せるようにと祈るばかりです。

そういえば、私が中学校のときに体験した阪神大震災も1月に発生しています。私が住んでいた京都の震度は5にとどまっていましたが、明け方に驚いて一瞬、目を覚ましたことを憶えています。震度5の地震を体験したのはこのときが初めてでした。その後、東京にいたときに、東北大震災を経験しましたが、このときも東京の震度は5でした。
震度5でも相当な揺れでしたので、震度7になると想像もできません。大規模地震が発生するかどうかをあらかじめ具体的に予測することは不可能ですから、唯一できる確実で最大の防衛策は、震度7の震災に耐えうる不動産に居住し、また、同不動産に通勤・通学(就労、就学)することではないでしょうか(室内の本棚等が倒れないように設置する、非常食を用意するといったことも重要ですが、あくまで二次的な防衛策でしょう)。
そうなると、旧耐震基準で建築された建物は、なるべく早く建て替えるか補強して耐震性を増すことが重要といわざるを得ません。ここで、法律的な話になりますが、区分所有建物の場合、建て替え決議の要件が厳しく、容易に建て替えが進まないという現状があります。ここは、今後の立法に期待するしかないといえますが、容易に建て替えを認めればよいといった単純な事柄ではありませんので、悩ましいところだと思います。また、個人の不動産等、建て替え自体は容易に決定できるものの、建て替え費用を捻出できないということも当然あるわけで、建て替えを推進するためには、この点への国のサポート(補助金等)を厚くすることも必要になると思いますね。

私個人は、この機会に、再度、区分所有法やマンションの建て替え等の円滑化に関する法律を見直し、相談があったときに適切に助言できるようにしておこうと思います。

2024年1月4日 | コメント/トラックバック(0) |

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