「検察」~破綻した捜査モデル~を読みました。

 最近(というかずっとですが…)接見のための移動が多くて、移動時間中にたくさん本を読める環境です。

 最近では、村山治さん著「検察: 破綻した捜査モデル」(新潮新書)を買って読みました。今年の8月に発売されたばかりの本で著者は検察取材の第一人者といってもいい人物です。
 それだけに、検察内部の事情や取調べ中心の捜査の限界について書かれており、特に特捜部絡みの話は読んでいて面白いです。アマゾンの書評なんかだと、「検察の言い分を受け入れた本」、「検察擁護の本」なんていう厳しいレビューがつけられていますが、私には検察官側の意見もしっかり取り上げた中立的な本だと感じました。小沢事件等について深い記載がされているわけではありませんが、だからこそ、スラスラ読めて法律を知らない人でも理解しやすいのだと思います。
 検察官の出世や年収についても記載されていますが、ここは世間が一番気になるところでしょうから(笑)、もう少し掘り下げて書いて欲しかったですね。
 あと、検察によるマスコミへのリークについても記載がありますが(著者は一定の範囲で賛成)、ここは読んでいて違和感があり、著者の考えには賛同できませんでした。
 お時間のある方、検察志望の修習生は一読されてみては?


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2012年9月4日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仕事

六本木のクラブで殺人事件発生

9月2日の深夜に六本木のクラブ(踊る方です。)「フラワー」で物騒な殺人事件が発生したようです(→六本木のクラブ、目出し帽集団に殴られ男性死亡 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。300人程度がいるところへ10人くらいが金属バットを持って殴り込みに入り、暴行後にあっという間に出て行ったとか‥。金属バットで狙い撃ちですから、殺意は間違いなくあったんでしょう。でも、明確な殺意を持った計画的犯行であるならば、どうして目立つクラブ内で実行に着手したのかがよくわからないですね。いずれにせよ、一刻も早く犯人を逮捕して欲しいと思います。

上記事件とは関係ありませんが、金属バットでの殴打による殺意に関連する話があります。上記事件が発生する1日前に、元関東連合という暴走族のリーダーだった石元太一さんの自叙伝『不良録 関東連合元リーダーの告白』(双葉社)を本屋で見かけて一気読みしてました。石元さんは関東連合に所属していたときには、「(金属バットで殴っても)人は簡単に死なない」と認識していたようです。一般的には理解し難い感覚ですが、実際に行動していた本人が自己の経験からそう言ってるわけですから、あり得ない感覚ではないんでしょう(なお、石元さんは、今は認識を改めているようです。)。

少年事件を担当していると、似たような感覚の少年に出会うことがたまにあります。少年には、打ち所が悪ければ人は簡単に死んでしまうということや行為の危険性、被害者家族の心情等を家庭や学校を通じてもっと認識させて、危険な行為に出ないように徹底することが必要ですね。


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2012年9月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:日記

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