民法案内1がけっこう奥深い
2日連続で、関西、中部に出張しており、明日は千葉本庁、木更津支部と移動が続きます。移動ばかりというのもけっこう疲れますね。
さて、法律家の間では、「我妻榮」という名前を知らない人がいないと思います。我妻榮先生は、元東大教授で、民法の大家と言われる方。そんな我妻先生の著書である「民法案内」をずっと読んでみたいと思いながら、「でも、もうすぐ民法改正するしなぁ。」というケチな根性もあり、これまで買わずにいました。
でも、民法案内を補訂していた川井健先生もお亡くなりになり、「今買わないと一生読まないかも」と考え、この度、「民法案内1 私法の道しるべ」(勁草書房)を購入しました。民法案内1は、「私法の道しるべ」というタイトルが示すように、民法の個別具体的な論点について解説したものではなく、「なぜ定義が必要か」といったもっと根本的な考え方の説明や私法の基本原理について説明したものです。
で、これがなかなか奥深くて面白いんですね。初めて読んだんですが、もっと前に読んでおければと後悔するくらい(笑)。
法学を学んだことのない初学者が読むと、その良さにあまり気づかないかもしれませんが、予備校や大学でひと通り基本六法を学んだくらいの段階で読むと、きっと新たな発見があると思います。
ということで、民法案内1を読み終えたら、民法案内2、3と頑張って読破していきたいと思います。
2014年10月27日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:法律学