初回接見の重要性

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 先週は体調を崩してしまい、なかなか業務がはかどりませんでした。ですが、今日から完全復活です。若干の気だるさはあるものの、いつもと変わらずに動ける状態です。

 さて、最近、刑事事件の相談が事務所によくあります。「身内が逮捕されてしまって、どうしたらいいかわからないから電話で相談した」という方が多いですね。この場合、まずはできるだけ早く弁護士が接見に行って現状を把握すること、取調べを受けるにあたっての注意事項を逮捕された方に伝えることの重要性をお伝えした上で、初回接見だけでも依頼することをおすすめしています。いきなり逮捕された場合、逮捕された方は、その後どのような手続きを踏むのか、いつ帰れるのか、今後どうなるのかといった点についてわからずに、とてつもない不安を抱えていることが通常ですので、その不安を取り除くのも弁護士の役割になります。
 ただ、費用面が厳しいという方(私の事務所では、初回接見は東京都内であれば3万1500円(消費税込)です。近県だとこれに交通費が別途発生します。)には、当番弁護士センターに電話することをお伝えすることもあります。当番弁護は初回接見が無料で、身内の方も依頼できる制度ですが、同制度そのものの存在を知らない方がほとんどですね。

 「当番弁護と私選で初回接見を依頼する場合の違いは?」と問われれば、自分で弁護士を選べるかどうかという点が大きな違いであると答えています。当番弁護の場合、どの弁護士が接見にいくかわかりませんし、接見に行く弁護士を選ぶこともできません。「私選でないと一生懸命活動してくれないのでは?」という質問もよくいただきますが、「そんなことはない」と私はいつも答えています。当番弁護で接見にいく弁護士次第ですが、当番だからちゃんとやらないなんてことはありませんので、その点は心配されなくてもよいと思います。

 一番大事なことはすぐに接見にいくことだと思っていますので、とにかく初回接見は急いで欲しいというのが私の思いですね。

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